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僕と桃のハーレム計画
官能リレー小説 - ハーレム

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僕と桃のハーレム計画 101

今朝のご奉仕当番も蜜柑であったらしく、起きないのなら仕方ない、
一発ヌいてあげるか…ふふふ、と考えていた。

「え、あ!み、蜜柑…おはよう」
「蜜柑ちゃん…!お、おはよ」
僕らは朝っぱらからまぐわっていた。
あの後いつしかソファで寝てしまった僕と恭子は早朝に目を覚まし、
言葉も無く、互いの愛を求めてカラダを交えていた。

「ちょ、恭子さん……もーっ!出ていきなさーい!」
兄への嫉妬心の強い妹はそう叫びつつも、結局その朝、
恭子と蜜柑のキツマン、均等に精を注ぐのであった。
「やば!もうこんな時間?!」
おかげで3人は、トーストをくわえてそれぞれの教室へダッシュを余儀なくされたのだがな。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


只今授業中。もうすぐ放課後となる。
昼食後の授業ほどではないにせよ、集中力が切れるけだるい時間である。
クラスにはあくびをする者、教科書を机に立ててぐーぐー眠る者も幾人かいる。

(今日の部活でもこっそり春菜ちゃんとー…
 いや、今回は桃をメインに可愛がってやるか?)
かくゆう僕も授業内容はまるで頭をすり抜け、放課後ファックタイムの計画を立てながら
ひとりでデレデレと惚けていた。

ベランダから2列目、一番後ろという好位置にある僕の席。
なんとなく、ぼんやりとクラスメイトの様子に目を向けてみた。
(よく見るとこのクラス、可愛い子多いんだよな…)
仲良くなったハーレムメンバー以外はまともに会話したことのない女子ばかり。
去年から同じクラスだった子なら顔と名前が一致する程度には認識はある。
しかし他の子はちょっとまだ知らない顔が多い。
単にクラス全員がものすごい美少女、というのではない。
皆がそれぞれに特徴があり、クセがあり、いわゆる個性的な印象を受ける。

(こんなにバラバラな女子達を全員、僕の恋人に…?)
正直に言って、ご都合主義的ライトノベルでもなければ限りなく不可能に近いだろう。
例えば、僕がここ数ヶ月の間に身につけたテクニックを用いて、性の虜、
僕なしでは快楽を得られないように調教してしまう……というやり方もある。
しかし、それはあまり気が進まない。
相手が僕に気があって初めて、ハーレムは成り立つのだ。
セックスのうまい男なんてきっといくらでもいる。
それだけでなく、きちんと人と人として、向き合いたいと思う。
僕のハーレムメンバーはただの性処理奴隷ではないのだ。
(……なんて、いまさら聖人くさいか…)
僕は軽く苦笑し、とにかくしばし様子見、てな心持ちでいるのであった。


きーんこーんかーんこーん。
終業のチャイム。
クラスメイト達は大きく伸びをし、各々の部活なり帰宅なりの支度を始め、
若者らしいきゃいきゃい声とともに教室を後にしてゆく。

さて、僕も部活へっと。
「雄斗さぁーん、本日は私とお掃除当番なのですよ!」
静が自分と僕の分のほうきを持って現れた。
「あーそういやそうだったかも。春菜ちゃ…い、いや、西寺、
 部活の皆に隆起は遅れるって伝えておいて」
(ちくしょう、掃除かー、かったるいぜ)

教室には僕を含めて7人の生徒が残っていた。
運悪く今日は週に1度のちょっとした大掃除の日であり、教室の隅々まで、
更に廊下やベランダ、近くにあるトイレの清掃までみっちり行わねばならない。

メンバーは僕と静、そして。
江藤(えとう)のん。
おとなしそうでどこかおどおどしているような表情をいつもしている。
しかし暗い子という感じは無く、穏やかな微笑がよく似合う。
浅野(あさの)りり。
彼女は確か水泳部だが、まったくのカナヅチだとか。
明るくマイペース、みんなのマスコット的といった存在か。
姫尻育代(ひめじりいくよ)。
綺麗なロングヘアーの、おっとりぽわぽわな女の子。
どうも体が弱いのか、確か昨日も保健室に担がれていったっけ。
遠井明日香(とおいあすか)。
端正な顔立ちで、いかにもバランスのとれたマトモなザ・美少女。
昨年は席が隣になった事もあり、当時はそこそこおしゃべりしたりして楽しかったなぁ。

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