階級社会 6
85点の合格ラインを越えた女はまだリコしかいないが、妥協せず気長に探していく予定である。
「とはいえ、料理が上手で俺とセックスの相性抜群な美女は早く欲しいところだな。ん?」
ふと見ると、先程のガキ三人組がいた。どうやら一部始終見ていたらしい。失礼な奴らだ。
「そこのガキ。こっちに来い!」
命令して呼び寄せる。子供達はおっかなビックリといった様子で俺に近付いてきた。
適当にお仕置きしてやろうと思っていたのだが、ふと思い付く。
「お前ら、料理が上手で綺麗な女の人を知らないか?」
駄目元の質問だ。しかし案外三級市民の中になら、俺好みの『庶民の味』を作れる女がいるかもしれない。
「美月先生は綺麗で料理が上手だよ?」
美月先生?学校の先生だろうか。
「うん。僕らの担任だった人。二級なのに三級の僕らに勉強を教えてくれてたの。先週寿退社しちゃったけど」
心優しい元教師の人妻。
「年は23歳って言ってた」
しかも若くてピチピチ。これは大物かもしれない。
早速俺は放心状態の婦警を起こしてパトカーに乗り込んだ。
そうして婦警に運転を任せ、子供のナビで美月先生の家へ急いだのだった。
「お、ここかここか」
着いた先は立派なマンションだ。二級市民が住める中では最高ランクらしい。
「じゃ、俺は行くから。それとお前らに命令だ。婦警さん、あんたはこれからこの子らの牝奴隷だ。ガキども、お前達はこの婦警さんを犯せ。もし、問題が起きたら、俺の命令って言えば良いから」
「え? えぇぇぇっ!? いやぁぁぁぁっ!?」
俺が車の扉を閉めると、あっという間に婦警さんは押し倒された。さて、美月先生とやらの所に行こうか。
「というわけで、突撃お宅の晩御飯!奥さんと夕飯を味見しにきました」
マンションの鍵が開くと同時、部屋に押し入る。
鍵を開けた亭主らしき優男は、突然のことにキョトン顔だ。
「さ〜て、早速美月先生とやらの手料理を食わせてもらうかな」
質問される前に命令で先制攻撃を入れた。
亭主は明らかに面食らっていたが、指図されるまま俺をダイニングまで案内する。順調順調♪
「一体どうしたの。お客さん?」
そこでお待ちかねの美月先生登場。
栗色のウェーブかかった髪の、見るからに優しそうな女性だ。
家庭的なエプロン姿も、女子大生のような若々しさもポイント高しである。これは是非犯したい。
「と、その前に飯だな。お、出来てるじゃないか」
丁度夕飯前だったのか、テーブルには唐揚げを中心に彩り豊かな料理が並んでいた。
早速つまみ食いしてみる。我ながら、ヨネスケも真っ青な図々しさだ。
「む、この味は!?」
やばい、鳥肌がった。俺が求めていたお袋の味がまさしくこれだ。
それでいて、俺の実母の料理より格段に美味。こんなにも俺好みの味がこの世にあったとは。
これはもうシェフとしての採用は確定である。