階級社会 23
こんなハーレム風呂、漫画やアニメでしかお目にかからないのにそれが実現してしまうなんて……二百年前の俺が知ったらどんな顔をするか……
ドピュ!ドピュドピュウ!!ビュルルルル!!
「あああああっ!!」
リコの中に射精しながらそんな思いにふけりながら、壁に設置されている大型テレビに目をやった。
「スリリングなアトラクション!可愛いマスコットがあなたをおまちしています!目白押しは超巨大観覧車!一級都市を一望!世界最大のテーマパーク、ワンダーランド!」
「テーマパークか、そういえばあいつとよく遊びに行ったっけ。」
昔、よく恋人と休みにテーマパークに行ってたのを思い出した。まぁ、流石に貸切状態はやりすぎだと思ったが……だっていたのスタッフとボディーガードとメイドだけだったし……。
「よし……明日は遊びに行くか。」
俺はフェラチオをしながら肉棒を綺麗にしているリコを見ながら、誰と一緒に行くか考えた。
翌日の朝、リコが運転するワンボックスカーに乗り、俺は件のテーマパークに到着した。
「おおぅふ!!なんてでかさだ!U◯Jの何倍あんだよ!」
案内所からマップを貰ったがその土地面積がばかでかかった。なんだよ、100km四方って!全部回るのに何日かかるんだ?
まぁ一応パーク内にホテルはあるみたいだ。気長に楽しむさ。
ちなみにリコに聞いたが、一級市民は常に顔パス状態でほぼ無料で遊び放題らしい。すげぇな一級市民。まぁ、俺はその上なんだけどね。
「ではご主人様。私達は先にホテルにチェックインしています。」
「おぅ!お前達も可能なら遊んでいいぞ。ただし、ナンパしてくる男は近寄らせるな。」
「ご安心を。その時はこの天宮 百合が叩きのめしますので。」
あぁ、そういやこの子、合気道習ってたっけ。
「わかった。じゃあいくぞ!歩弥、梓。」
「は〜い、お兄ちゃん!」
「いっぱい遊ぼうね!お兄ちゃん!」
俺の後ろには私服姿の美川姉妹がいる。今日は猫ではなく、俺の妹分として楽しんでもらおう。
ちなみに双子の服はお揃いにしている。空色のホットパンツに可愛いフリルのついた白シャツとピンクのパーカーを着ている。ツインテールのリボンだけは別で歩弥は赤、梓は青にしている。流石にコスプレ衣装で歩き回ると注目を浴びてしまう。
俺を呼ぶ時も「ご主人様」ではなく「お兄ちゃん」にしている。
その双子姉妹は俺の両腕にしっかりとからみついている。その幼い顔立ちと俺より頭一つ下の低身長とは不釣り合いの巨乳が当たっていた。
「やれやれ、二人共甘えん坊だな。」
「「えへへ〜。」」
この人懐っこい性格は元からだ。学校でもこの二人は妹みたいに可愛いがられていたようだ。と、百合から聞いていた。
まぁ今日は思いっきり遊ぶか。一応特級権限で全員分の無料優先パスは渡してるし。
「さて…まずはどれから乗るか?」
「お兄ちゃん、あれなんかどう?」
「なんか、おもしろそう!」
まるで子供みたいにはしゃぐ姉妹を連れて、俺はその建物に向かった。
ドーム状の建物に到着した俺はその看板を見て……………苦笑いが出た。
「無重力……コースター………スペースジャイロ…………。」
……そんな俺を尻目に双子の目はキラキラと輝いていた。