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麻薬戦争
官能リレー小説 - 戦争

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麻薬戦争 10

「そのようだね……指導科でも特に問題はないか」
「はっ、はい……ですから」
夕食は既に完成、掃除洗濯もこなしている。御褒美をあげないとな……私は真由美の目の前で自分の一物を出す。疲れているのか本能的に起っている。
「ふぁっ、森先生のオ●ンポぉ……匂いがすきでぅす」
水商売顔負けのテクで眼の前の一物を舐める真由美、この学園に勤める教員で単身者には生徒が家事を担当する制度がある。
真由美はこの制度を利用して学園に在籍しており、寮生活費は免除されている。彼女も麻薬中毒者だが”電脳麻薬”と呼ばれる全く新方式の麻薬の中毒者だ。脳内麻薬を異常分泌させるので麻薬中毒者にはある注射疵が無く発覚が遅れた。結果的に真由美は麻薬中毒者になりうる危険性もあり、この学園に転入する事で未成年刑務所行きは免れた。ただ脳が麻薬を欲しておりそれが異常な性欲へと煽っていると言うのが医者の診立てだ。貞操帯してなければ一日中自慰ばかりして性器に深刻な影響を与えかなねい……真由美の様にここまで矯正出来たケースは珍しい。
彼女と最初に出会ったのは赴任して間もない頃、私は特殊隔離病棟の一室にて拘束服に身を包んだ真由美と出会った。あの精神異常者が着せられる袖に革ベルトが幾多もあるアレだ……ただ下半身はオムツを穿かされており私でも異常に思えた、なぜなら彼女は小学四年生だからだ。
「森先生、驚きましたかな?」
「驚いたも何も……彼女はどうして?」
「ブレインリフレッシュって言うのを御存じでしょうか?」
「ええ、何でも酸素カプセル内にて音波で脳を解す……確か家電でその装置のみが」
「彼女はその装置の事故で……麻薬中毒者と同じ状態になってしまった被害者の一人です」
「!」
その装置は間も無く家電として市販されたが事故も相次ぎ、死者も出た。
何でも高麗共和国の大手家電メーカーが世界に先駆けての販売、日本でも鳴り物入りで輸入されていた。とは言え日本の消費者は危険性がある事に気が付き警告を発していた。その事は新聞で知っていた。
「問題が表面化し慌てて調査した際に発見、これが数日前の話です」
「家族は?」
「両親は急性疑似麻薬中毒で死亡、彼女の兄は全寮制の中高一貫校に通ってまして無事でしたが……」
理事長も言葉を選んでいるようだが親類だって彼女を世話するにも無理がある訳だ。
普通の医療機関に預けるにしろ限度もある。そんな時にこの学園の存在を警察を介して知り即転入になる、まあここまでは普通の麻薬中毒になった学生と同じパターンだ。
「ただ、脳組織が壊れた訳でもなく修復できる可能性もあるのですよ、再生細胞を使ってね」
「iPS細胞」
「先生ならご存知かと思いますがそれは受精卵を使います、従来なら」
理事長は難しい顔になる。
「医大の方からナノマシンを使用した臨床治験の話が浮上してます、簡単に言えば彼女の胎内で受精卵を作らせナノマシンでiPS細胞化して再生を図る」
「無茶苦茶だ……」
「ですが彼女はこのままでは数年の寿命です。この治験に関しては肉親や保護者代理にになる親類からもサインを貰ってます」
私はため息をついた。

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