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いざ立て戦人よ
官能リレー小説 - 戦争

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いざ立て戦人よ 9

「うむ…しかし君は体力と精力の方がちょっと頼り無いようじゃのう。それじゃから戦人の中で魔力の流出を抑えきれずに力尽きたんじゃ。体力、精力、魔力…この三者は互いに作用し合い調和を保っておる。つまりどれか一つだけが突出しておっても駄目なんじゃよ」
「つまり大事なのはバランスって事ですか」
「そういう事…ま、明日からワシとクレイマー少佐で作った地獄の訓練メニューが始まるから頑張ってくれたまえ」
「じ…地獄…!?」
ビビるエルン。
レーネは博士をたしなめる。
「もう博士、あんまりエルネスト少尉を脅さないでください」
「ほっほっほ…済まん済まん。ところでB-0012、調子はどうかね?」
「博士…私A-0024なんですけど」
「あれ?そうじゃったっけ?」
そのやり取りに違和感を覚えたエルンは博士に尋ねた。
「あのぉ…何なんですか?そのコードナンバーみたいなの…」
「ん?この子達の名前じゃよ?」
「へ…?」
「この子らは戦人の“部品”として軍が孤児院から引き取って来て、この研究所で育てた“兵器”なんじゃよ。ちなみに戸籍も無い」
ツヴァイシュタイン博士はアッサリと言うが、それはエルンには衝撃的な話だった。
「どうじゃ?この娘の膣内は極上の心地良さだったじゃろう」
博士は当たり前のようにレーネのスカートを捲り上げると、反対の手でレーネのパンツの上から割れ目がある場所に指を押し入れた。
「博士…っ!んっ……ぁ!!」
「ちょっ、ちょっ、ちょっと!何して…!?」
慌てるエルンに博士はレーネの割れ目やクリトリスをさすりながら説明を続ける。
「戦人は男女が性的に興奮しながら乗って初めてその真価を発揮する。
じゃが人間というのは同じ相手とヤり続けていれば、マンネリ化したり、女が妊娠したりと色々と問題が多いのじゃ。
そこでそれらの問題を克服するため、初潮が来る前から性の訓練を重ね、最高の性技を身に付けさせたのが、この子達という訳じゃよ」
「そんな事…」
「この子らは男が求めれば何時でも瞬時に股を濡らし、何度交わろうと処女のような締め付けを保ち、仕込まれた数々の性技で必要な瞬間に男と自身を絶頂へと導けるのじゃ」
見れば博士に弄られ続けているレーネの白いパンティは、愛液により既にグショグショなっていた。
それでもレーネは多少の震えはあるものの、気丈にも立ったまま耐えていた。
「妊娠の可能性も、薬物投与で調整しておる。
普通に交わる程度ならば、まず妊娠する事は無いじゃろう」
「薬物って…彼女達の身体に害は無いんですか!?
将来子供が作れなくなるとか、そういう危険性は無いんですか!?」
「その辺は大丈夫じゃ。戦人は妊娠の可能性ゼロの性交では動かんのじゃよ。
“もしかするとこの出撃で妊娠してしまうかも知れない”
“あわよくばこの女に自分の子を産ませたい”
そういう感情が戦人の原動力として必要なのじゃ。
じゃから、確率は高くはないが、出撃によって受精してしまうリスクは残してあるのじゃよ」
「そんな…無責任な…!」
「気にっ…しないでっ…んっ、ください。
それ…が、私たちの…っ、存在理由…はぅ!…ですから…」
博士に性器を弄りまわされ、軽い絶頂を何度も繰り返しながらも、レーネは倒れる事なく立ち続け、自分たちが軍でどういう立場の人間なのかを、エルンに示した。
「さて、簡単な説明はこのくらいで、君達はまだ案内の途中じゃったな。
続きを回って来るがよい。
何にしても働いて貰うのは明日からじゃからな」
博士はレーネの割れ目から指を引き抜くと、その指をレーネに舐めさせ、綺麗にするとどこかへと歩いて行ってしまった。
「はぁ…はぁ…はぁ……」
「あの…大丈夫…?」
執拗な性器への責めにより、息を荒げるレーネにエルンは声をかける。
「はぃ……大丈夫です…さぁ、続きを回りましょう」
レーネは身だしなみを整えると、多少フラつきつつも、施設の案内に戻った。
その気丈な姿を前にエルンは、それ以上かける言葉が見つからなかった。

その後、研究所の各所を全て見終わる頃には日も傾き始め、最後にエルンの自室に案内してもらった時には、日は完全に沈んでいた。

「こちらがエルネスト少尉のお部屋になります」
「凄いなぁ!こんな立派な部屋が貰えるなんて…」
まるで高級ホテルのスイートルーム並みの豪華さだ。
ただし内装や調度品は飾り気の少ないシンプルな感じで統一されており、ここが民間のホテルなどではなく軍の施設である事を物語っているような気がした。
「お食事はお部屋でも下の食堂でも、お好きな方でお召し上がりいただけますので、担当の者にお申し付けください」
「……」
「…どうかなさいましたか?」
「…いや、なんかさ…こんなに至れり尽くせりしてもらって良いのかなって……僕、クレイマー少佐やツヴァイシュタイン博士の期待にちゃんと答えられるんだろうか…ちょっと重くなってきちゃったよ…」
「もちろんです!あなたは今まで誰も動かせなかった戦人を操って敵を倒したんですよ!?それだけでも凄い事です!自信を持ってください!」
勇気付けるように言うレーネに、エルンの胸中の不安は消えていった。
「レーネは優しいんだね…お陰で少し気が楽になったよ。ありがとう」

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