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いざ立て戦人よ
官能リレー小説 - 戦争

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いざ立て戦人よ 20



一方、こちらはエルフィール軍の指揮所…
「敵が後退を始めました!!」
レーダー兵の報告に、ハーメルン将軍は双眼鏡を手に怒鳴り散らす。
「あ…あの一機だけ翼と胴に赤いペインティングをしている機体…あれこそ憎き敵の隊長機じゃあ!!あれを逃がしてはならん!!あれを撃ち落とせぇ!!!」
クレイマー少佐は言った。
「で…ですが将軍!!淫獣パイロットに特定の敵を攻撃させる事は不可能です!!」
それに対してツヴァイシュタイン博士は言う。
「心配いらんよ。彼がおるではないか…」
少佐はハッとした。
「そうか…エルネスト・ノーマン少尉!!」
『はいっ!!聞こえてました!!翼と胴に赤いペインティング…ですね!!?』
「そうだ!!先の空襲を指揮したのもそいつだ!!絶っ対逃がすなあぁっ!!!」

「…はいっ!!!!」
エルンは敵の隊長(メイル)機にメガブラスターの照準を合わせた。
目標は既にかなり遠ざかっている。
チャンスは恐らく一度きりだ。
(この一撃でキメるしか無い!!この一発に全てのエネルギーを込めて…!!)
彼は引き金に手を掛けた。
ついでにシェスカに突っ込んでいたペ○スが抜ける寸前まで腰を引き…
「…んああぁぁぁぁっ!!!?」
…そして次の瞬間!深く突き入れると同時にトリガーを引いた!
「これで終わりだああぁぁぁぁっ!!!!」
「はああぁぁぁぁんっ!!!?いっぐうぅぅぅぁぁぁあああっ!!!?」

ズドゴオオオォォォォォォンッ!!!!

その瞬間、辺りは眩いばかりの閃光に包まれた。


その光線はメイルの爆撃機を直撃した。
「う…うああああぁぁぁぁぁぁぁぁー――――――っ!!!?」
メイルが人生の最期に見た物…それは自分達に向かって来る巨大な光の塊だった。
ほんの数瞬の事だった…メイル機を中心に50〜60機が灼熱の光によって焼き尽くされ、後には消し炭と化して落下していく機体の残骸だけが残っていた…。


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