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いざ立て戦人よ
官能リレー小説 - 戦争

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いざ立て戦人よ 6

ジュボジュボといやらしい水音が、少女の穴から奏でられる。
その時、コックピット内に警告の表示とアラートが響く。
「今度は何だ!?」
「はぁ…あぁ…敵にロック…あぁん!…されたわ…
このままじゃ…私たち…んっ!死んじゃう!!」
「早く逃げないと!!」
「それよりカウントは?」
少女とのセックスに夢中になることで、戦場という事実を忘れていたエルンを、警告音が現実に引き戻す。
だが少女は慌てずエルンに突かれながらも指示を出す。
「あと3…2…」
「ラストスパートよ!激しく突いて!!」
極限状態で生存本能に、火の着いたエルンは快楽を貪るように、少女の身体を突き続けた。
「1……ゼロ!」
「出して私の膣内に射精して!!そしてトリガーをっ!!」
「う、うぉぉぉお!!」
「はぁぁぁんっ!!」
カウント終了と共にエルンの精が、少女の胎内を満たしていく。
そして機体に満たされたエネルギーは胸部に集められ、敵を目掛け一気に爆発した。
激しい閃光と共に、エネルギーの渦が敵を飲み込み消滅させていく。
性の放出と共に大量の魔力がエルンの身体から、少女へと吸い出され、閃光と射精の疲労でエルンの視界が白く染まる。
薄れゆく意識の中、残りの敵が撤退を始めたとの通信が、エルンの耳に僅かに届いた。


 * * * * *


「……」
目覚めたエルンがまず認識した物は、白い天井だった。
彼は病室のような一人部屋に寝かされ、点滴を受けていた。
「……?」
状況が良く解らない…なぜ自分はこんな所で寝ているのだろうか?
記憶を辿ってみる。
何があったのか少しずつ思い出して来た。
「そうだ…空襲があって…それから、でっかい人型の機械に乗って……そうだ!あの子は!?」
エルンはガバッと勢い良くベッドから飛び起きて立ち上がろうとしたが、頭がクラクラして足元がフラついた。
それでも何とか廊下へ出る。
たまたま近くに居た看護婦が慌てて駆け寄って来た。
「まあ!目覚めたのね。まだ動いちゃ駄目よ。あなた丸二日間ずっと眠ってたんだから」
「二日も…!?」
驚くエルン。
その看護婦の制服からここが民間の病院ではなく軍の病院である事が解った。
「まずは病室に戻りなさい。
後で先生を呼ぶから」
看護婦に支えられエルンは病室へと戻される。

しばらくするとベッドに寝かされたエルンの元に医者が現れた。
「気分はどうかね?」
「あの先生、僕はどうして…それにココって…」
未だに事態を把握しきれないエルンは医者に質問を投げかける。
「ここは見ての通り軍の病院だ。
エルン君、キミは我が軍の機密情報に触れてしまった。
なので身柄を確保させて貰ったよ」
「機密…あの機械の巨人の事ですね?
あれに乗って…その中にいた女の子と、ア…アレしたら、力がどっと抜けて、それから意識が…」
思い出して顔を赤らめながら語るエルンに医者は言った。
「…体内の魔力を殆ど持って行かれたんだ。意識を失って当然だよ。あの戦人とかいう試作兵器、搭乗員の魔力消費量が尋常じゃない。どうやら君は元々人並み外れた強大な魔力の持ち主のようだったから良かったが、普通の人なら命が危なかった所だよ…現に他機のパイロット達の中には機体に魔力を根こそぎ吸い取られて腎虚で死んでしまった者もいる!まったくとんでもない兵器もあったもんだ!」
医者が憤慨していると病室に新たな人物が現れた。
「当然よ。戦人は普通の人間が乗るようには出来ていないもの。ツヴァイシュタイン博士の忠告を無視して出撃を強行させた軍上層部のミスよ」
見ると、眼鏡を掛けたインテリっぽい美女が病室の入り口に立っていた。
軍服を着ていて、階級は少佐だ。
「初めまして。私は戦人部隊指揮官、クリス・クレイマー少佐よ。あなたが戦人を動かして敵機を撃退したという少年ね?」
「は…はい、エルネスト・ノーマンと言います。あの…僕と一緒にいた女の子はどうなりましたか?無事ですか?」
「あの子?…ええ、元気よ。今は検査のために機体と共に軍の研究所に居るわ」

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