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いざ立て戦人よ
官能リレー小説 - 戦争

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いざ立て戦人よ 13

次の少佐の言葉を聞くまでは…。
「ではこの営庭を駆け足で300周!」
「300周!!?今日中に終わるんですか!?」
「終わるまでやるのよ」
「あ…あぁ……」
平然と言う少佐を見て、とんでもない事を引き受けてしまった…とエルンは後悔した。


…そんな調子で一週間が過ぎた。
人間の能力とは驚異的な物で、最初は辛く苦しいだけだった訓練も次第に慣れて来た。
そして…
「今日は実際に戦人に乗って模擬戦をしてもらいます」
「本当ですか!?いよいよ戦人に乗れるんだぁ…あれ?でも相手は?戦人を動かせるのって今のところ僕だけなんですよねぇ…?」
「もう一体の戦人は遠隔操作で動かします」
「遠隔操作できるんですか!!?あの…じゃあ戦人って、人間が乗り込んで操縦する必要性、無いんじゃあ…?」
「@出力が限られる。A動作にタイムラグが生じる。B電波が届く範囲でしか活動できない。…という訳で人間が乗って動かさなきゃ駄目よ」
「そっちの可能性もう少し探ってみてくださいよ…」

エルンと少佐は格納庫へやって来た。
中には十体以上の戦人が並んでいる。
少佐はその中の一つを指差して言った。
「あれが君の乗る機体…あの空襲の時、君が乗って動かした戦人よ」
「あれか…久し振りに見たなぁ…」
以前、空襲の最中に見た戦人は半ば壊れかけ、まさに満身創痍といった感じだったが、今は部品も交換されて綺麗になっている。
欠損していた片腕もちゃんとある。
「ようやくここまで漕ぎ着けたのう、エロネスト君や」
背後から声がしたので振り向くと、ツヴァイシュタイン博士と知らない少女がいた。
「だからエルネストですって!…で、そちらは?」
「初めまして、君が戦人を動かしたっていう男の子だね?ボクはアイラ、よろしくね!」
「はあ…どうも、よろしく…(え!?僕のサブパイロットってレーネじゃないのか?)」
てっきりレーネが来ると思っていたら知らない少女が出て来て戸惑うエルンに博士は言った。
「…え!?僕のサブパイロットってレーネじゃないのか?…とか思っておるのじゃろう、どうせ」
「心を読まないでください!」
そんな二人のやり取りに少女…アイラはクスクスと笑いながら言う。
「フフフ…ごめんね、レーネじゃなくて…」
「い…いやぁ、こっちこそ…ちょっと驚いちゃっただけなんだ。気を悪くしないでくれよ」
…とはいえエルンも悪い気はしなかった。
アイラはショートヘアで(“ボク”などという一人称を使っている事も含めて)全体的にボーイッシュな印象…レーネとはタイプは違えど美少女である。
少佐は言った。
「それじゃあ二人とも、服を脱いで戦人に搭乗してちょうだい」
「了解、少佐」
アイラは何の躊躇いも無く服を脱いでいった。
裸になった彼女の体は、レーネほど凹凸のハッキリしたボディーラインではないものの、やはり何となく男として性欲をそそられるエロい肉付きをしていた。
大きすぎず小さすぎず、プリンッと張りの良い乳房、腰から太ももにかけての下半身の腰付きもイヤらしい。
このエロさは戦人のサブパイロット全員に共通の物なのだろうか…とエルンは思う。
おかげで彼のペ○スは既にビンビンだ。

裸になったエルン達は、まずエルンがパイロットシートに座り、その勃起したペニスをくわえ込みながら、エルンの上にアイラが腰を下ろす。
ふとエルンはある事に気付いた。

「あれ? 確か前に乗った時はレーネが四つん這いになってて、それを僕が後ろから……」

博士が答えた。

「少し改良したんじゃよ。よりパイロットへの負担が少ない体位へのう」

つまり後背位から背面座位になった訳だ。
確かに座ったまま操縦が出来る方が楽だ。
そして、エルンとアイラが繋がった。

「あっ……ん……」
「はぁ……気持ちいい……」

久しぶりの生の女性器の感触に思わず昇天しかけるエルン。
しかし、少佐はそれを許さない。

『コラ!少尉!勝手にイこうとしちゃダメよ!』

バチン!!

「あうっ!?」

エルンの首筋に電流が流れる。
痛みと共にエルンの射精欲は引いていった。

一方、電流に顔を歪めるエルンを余所に、アイラは戦人の起動手順をチェックしていく。

「システムオールグリーン……戦人、起動します!」
「は…はい!」

エルンも慌てて操縦桿を握る。
二人の乗った戦人は慎重な足取りで格納庫から出ると、訓練場まで移動した。

『それじゃあ無人戦人を出すわよ』

無人機もまた、ゆっくりとした足取りで訓練場に入ると、エルン達の前で動きを止めた。

『よーし、それじゃあ格闘戦の基礎動作から初めて、射撃の訓練いってみようか』

クリス少佐の合図で、アイラは機体を戦闘モードに移行させる。
エルンも今まで散々教えられた操縦方を思い出しながら戦人を動かす。

「モーションプログラム正常」
『では模擬刀にて格闘戦を始めなさい。無人機の戦闘プログラムを起動するわ。』

クリス少佐は、無人機の戦闘プログラムを起動させ、エルン機へと向かわせた。

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