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日常から非日常へ
官能リレー小説 - 戦争

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日常から非日常へ 14

そして省吾達は全員、身に付けている物を全て脱がされ、生まれたままの姿にさせられた。
『うわあ!この腕時計も〜らい』
『じゃあ俺はこのウォークマンだ!』
『ハハハ!朝鮮人民軍は乞食の集団かぁ?』
朝鮮兵達は脱ぎ捨てられた服の山の中から金目の物を漁りだし、それを韓国兵達が笑いながら見ていた。
だが省吾達はそんな目の前の光景よりも一つの疑問が頭に浮かんでいた。
「どうして敵がこんなに簡単に踏み込んで来られたんだろう?」
「私もそれを考えてたの。このビルには見張り役も居なかったのかしら?」
「銃撃戦の音すらしなかったし、完全な奇襲だったわ…」
「内部に協力者でも居たんじゃないかしらぁ〜」
「「「協力者!?」」」
すっとろい梨華の口調に長門、なつみ、さき、省吾が反応する。内部協力者…スパイ…全員の頭に同じ人物の名が思い浮かんだ。
「ヨク解ッタワネ」
朝鮮軍のカーキ色の軍服に身を包んだリャン・シュンニャンが姿を現した。
「やっぱりお前だったのか!リュウさんに言われてすっかり信用しちゃったけど、最初に抱いた疑いは正しかったんだ。だって普通に怪しすぎるもんなぁ…」
「りゅうハ人ガ良イカラ、一回私ヲ抱イタダケデ、スグニ信用シタワ」
「リュウさん…」
省吾はガックリした。
『隊長殿!この女達で少し楽しんでもよろしいでしょうか?』
『良いわよ。どうせ全員殺してしまうからね。好きにしなさい』
シュンと朝鮮兵達が朝鮮語で何か話し合っていると思っていたら、彼らは軍服の股間を盛り上げながら女達に近付いて来た。
「ひいぃ〜〜!!」
「な…何する気よ!?」
「省吾さん!怖いですぅ〜!」
「いやぁ〜!!省吾ぉ!助けてぇ!!」
「お…おい、お前ら!みんなに手を出したら俺が許さないぞ!?」
省吾は朝鮮兵達と女達の間に立ちはだかった。
『あぁん?何言ってやがんだコイツ?』
『「俺の女に手を出すな〜」みたいな意味じゃねえのか?』
『お〜お〜、泣かせるねぇ〜』
『だが命を粗末にするとはいけない坊やだな…』
朝鮮兵の一人が笑いながら省吾の頭に拳銃を突き付け、引き金に手をかけた。

殺される!!

省吾は死を覚悟した。
パァーン!
次の瞬間、一発の銃声が響き渡った。それは窓の外からだった。
『な…何だ!?どうした?』
『大変です!哨戒に出ていた部隊が戻って来ました!我々より多いです!』
『クソ!一時退却だ。だがタダでは退かん。人質を連れて行くぞ』
そう言うとシュンニャンは長門の髪を掴んで引っ張った。
「い…痛い!何するのよ!?」
「アナタハ人質ヨ!一緒ニ来ナサイ!」
シュンニャンは更にさきと気絶したままの志穂と未来を連れて行くよう部下に指示した。
「キャアァ〜〜!!省吾さぁん!!」
「さきちゃん!!」

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