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牙の勾玉
官能リレー小説 - 時代物

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牙の勾玉 5

「あぁっ!すごっ!あぁ!イクッ!イッちゃううぅ!」
ドピュウウウッ!!
「うおおおっ!」
絶頂に達した市太郎と同時に男も果ててしまう。その後も代わる代わる市太郎は犯された。
「ああぁっ!また出るッ!出ちゃううううう!!」
ビュルルルッ!!
「うぉおッ!」
こうして、市太郎は一晩中三人の男達の相手をし続けたのであった。

翌朝__
「うっ……」
全身の筋肉痛と疲労感を感じながら市太郎は起き上がった。
「うわぁ…」
部屋の床には三人の男が転がっていた。全員全裸で白目をむいて口から白い泡を吹いている。
昨夜の記憶が蘇ってきた。
(俺は一体何をしたんだろう…?)
体を見ると、全身に乾いた精液が大量にこびりついていた。
「うげぇ…変な臭い…」
鼻を押さえて顔をしかめる。
市太郎は迷った。このままここを出て行くべきか、この三人から話を聞くべきか。
少し考えた後、市太郎は後者を選んだ。近くにあった紐で三人を柱に縛り付けてから声をかける。
「大丈夫か?」
しかし返事はない。
「おい、生きてるかー」
ペチペチと頬を叩く。すると、叩かれた男が意識を取り戻した。
「う…ここは…」
「気がついたか、よかった」
市太郎は心底ほっとした表情を見せた。搾り尽くして死なせたと思っていたからだ。
「どうして俺を誘拐したんだ?勾玉に関係があるの?お前らは何者なんだ?」
矢継ぎ早に質問を投げかける。
「ま、待ってくれ…何も知らないのか…?」
「うん、何にも聞いてないよ。教えてくれないか?」
市太郎は困った顔で言う。
「そ、それは…」
男は口ごもる。当然の反応だ。
「言えないのか?」
「…」
市太郎はため息をつくと、縛られた男たちの前に座り込んだ。そしてすっかり縮こまっている陰茎に手を伸ばし、口の中に含んでしまった。
「ああっ!?」
突然の出来事に男は思わず声を上げた。更には両手で左右の男のイチモツをしごく。
「あああっ!やめろぉおっ!」
「うぐっ!勘弁してくれ!」
「ひぎぃいっ!もう出ねえ!」
市太郎の口と手によって三人ともあっという間に達してしまった。だが、男達の言葉通りビクビク震えてはいるが精液は出なかった。
「あれ…出ないな…」
市太郎が不思議そうな顔をしていると、三人の男達は観念したように語り出した。
「俺達は…隠密衆だ…」
「おんみつしゅう…ってなんだ?」
市太郎にとって聞き覚えのない言葉だった。
「簡単に言えば忍びみたいなものだ…」
「へえ〜、忍者みたいだな。でもお兄さん達は忍者と言うよりは凄腕の剣士って感じだ」
市太郎の頭の中では、不思議な忍術を使う黒装束の集団が浮かんでいた。それと目の前の三人組は格好も誘拐のやり口も全く違っている。
「いや、そんな大層なものじゃない…。俺達はただの雑用係さ…それも使い捨てのな」
男の一人が自嘲気味に笑みを浮かべた。二人の男もそれに続く。
「そうだな…あの勾玉さえあればこんな生活ともおさらばできると思ったのだが…」

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