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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 78

洋介は菫が何か作っている間、この休憩室について説明を受ける。
この休憩室の事は一番真木が詳しいらしく、真木が説明をしてくれる。
「洋介様、こちらの休憩室では入浴後等の落ち着きたい時に、出来るだけ落ち着ける様に出来ております。あちらにありますように、ゆっくり飲みたい時の為のバーもございますが、今洋介様が座られておられますソファーでは、洋介様に落ち着いて戴ける様に様々な工夫がされております。それではまず、こちらのボタンをお押し下さいませ」
洋介はそう言われ、ソファーの一番右上のボタンを押してみる。
そうすると、ソファーがゆっくりと後ろに下がり始めた。
そして、リクライニングの形になると、背中の方が急に動き始めたのだ。
ヴヴヴ…ヴヴヴヴヴ…ウィーン……ウィーン…
「おおぉぉっ!!これは気持ちいいですね…」
洋介は自動マッサージ器を堪能していた。
しかし、ここでまたしても「お約束の神様」が降臨してきてしまった!!
ウィーン…ウィーン…ヴヴヴ…ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…ウィーンウィーン………モミモミ……ウィーンウィーン……
「うおっっ!!何かお尻とお玉さんの間が痛いっ!!」
マッサージ器(?)は第二段階に入り、洋介が想像していたマッサージ器とは異なった動きを始めてしまった。
突然洋介のお尻とペ○スの間に向かって手の様な物が出てきて、洋介の玉の後ろの前立腺の辺りを揉み始めたのである。
その手の動きは絶妙で、洋介の玉を揉んでくれる事はなく、何かを摘む様な動きや、その手の中指に当たる部分で洋介の前立腺を突いたりしていた。
その動きは洋介にとっては苦痛以外の何ものでもなく、洋介は堪らず飛び起きてソファーから転げ下りてしまったのだ。
洋介が転げ落ちて玉を押えてのた打ち回っているのをみて、漸く真木が洋介の異変に気付き、顔を真っ青にして洋介に近寄ってくる。
「よ、洋介様……!!如何なされました…!?あっっ、これは……!!も、申し訳ございません……、私は…、洋介様に何と言う事を……」
真木は叫ぶようにそう言うと、顔をおさえて泣き崩れてしまう。
洋介は洋介で未だ悶絶していたが、真木のその叫びと泣き崩れた姿を見て、何もしない訳には行かず、何とか自分に残された僅かな意識を奮い立たせ真木に近づいていった。
そこに菫が楽しそうに飲み物を作って戻ってきたのだが、洋介のその尋常ではない姿を見て、飲み物を放り投げ洋介の方に急いで駆け寄ってきた。

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