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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 74

そうして洋介の長く勢いのある射精が終わり、洋介は我にかえって菫の口から息子を引き抜く。
「…菫さん…。有難うございます、とても気持ちよかったです」
洋介は菫に感謝の意を伝え、それを微笑ながら見つめていた菫がいとおしくなり、菫を強く抱きしめる。
「あんっ…洋介さん…、菫も洋介さんに喜んでいただけてとても幸せですわ」
菫は洋介の役に立て、しかも愛しい洋介様に抱きしめられて幸せそうに洋介の胸に顔を押し付けるのであった。



洋介と菫が抱き合っている姿を見て、先程の事を一部始終見ていたメイド達は嬉しそうに洋介たちを見つめる。
菫が羨ましくないと言ったら嘘になるが、この4人も洋介が喜んでいる姿を見ると何もいえなくなったのだ。
「…洋介様、菫様…?とても幸せそうな所申し訳ありませんが、私達の事もお忘れにならないで下さいませね」
2人がまるで恋人の様に抱き合っているのをみて、桔梗が微笑ながら2人に皮肉を言う。
洋介を含め、その場にいた全員は、それを聞いた途端笑い出した。
「…うふふ…、ご免なさいね。でも、貴女達の事を忘れていた訳ではないのですよ。私はただ洋介さんがお辛そうにしておられたからやっただけの事。それに、貴女達もこれから何れはこの様な機会があるでしょう。だから、その時は私に代わって洋介さんのお気持ちを汲んであげて下さいね」
菫は桔梗の皮肉の意味をちゃんと理解して、4人を優しく諭した。
「…はい、洋介様。今度は私が菫様の役をやらせて頂きますので、どうか宜しくお願い致します」
桔梗はそう言って、舌をちろっと出す。
「そんなあ…こう何人も相手をしていたら、俺の方が体が持ちませんよ」
洋介が笑いながらそう言うと、全員が笑いの渦に包まれるのであった。


洋介はもう息子が落ち着いたので、今度は体の方を落ち着かせたかった。
「あの…折角菫さんが案内してくれたんですから、このラベンダー温泉で皆でゆっくりしませんか?」
洋介がそう言うと、全員が納得した様に温泉に浸かる。


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