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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 65

すると、彼女達は意識しなくても洋介の全身が見える事となり、特にある一点を意識して全身を赤らめてしまう。
しかし、彼女達も洋介を待たせたら悪いと思い、顔を真っ赤にしながらも口を開く。
「…洋介様…、申し訳ありませんが私達は用意がございますので、少々このままでお待ち下さいませ」
そう言うと彼女達は後ろのシャワーの所にあったボディソープをそれぞれの全身に付け始めた。
そして、全身に付け終わり用意が整ったのであろう。
彼女達は再び洋介の所へ戻り、洋介に三ツ指をついて挨拶をした。
「それでは洋介様、失礼致します。洋介様…、私達は男性に肌を触れるのが初めてですので、何かと不手際が多いでございましょうが、どうかお許し下さいませ」
洋介はそう言われると、未だこれからの事が理解できなかったのか、ただ「はい」と答えるのみだった。
そして、椿とリナリアが立ち上がり、洋介の方へ近づいたかと思うと、2人は洋介に抱きついてきた。
椿が洋介の右半身、リナリアが洋介の左半身にである。
洋介は2人の女性特有の香りと、この肌の感覚、そしてこんな美人に抱きつかれているという事で興奮しそうになったが、せめて息子だけはまだ起こしてはいけないと思い、息子を眠らせる事に全神経を使っていた。
しかし、そこで右半身を洗っていた、ボブカットで笑顔が綺麗な椿と目が合ってしまった。
その拍子に洋介の息子は一気に目を覚ませてしまったのだ。
そして、ハプニングというものは連続してしまうのである。
まだ、寝惚け眼の状態だった洋介の息子に驚いて、隣にいたいつもニコニコしていていそうなリナリアの顔が急に驚き顔になり、そして、洋介の息子に振返った拍子に、リナリアの金色で背中まであるいい香りの髪が洋介の鼻を擽ってしまったのである。
洋介はその香りに興奮してしまい、とうとう息子は覚醒してしまった。


「きゃっ…」
リナリアが驚いてしまったのは仕方のない事であった。
この屋敷にいる者は、桜を除いて全て今まで男性器という物を見た事がない。
菫は、自分の父親の物と、洋介が小さい頃、そして洋介をここに連れてくる途中に洋介のムスコを拝見した事があるが、実はその程度しか見た事がなかった。
ましてやここのメイド達は全くと言っていい程そんな経験はない。

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