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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 63

洋介はこう言いながら、自分の事をこんなに想ってくれるここの皆がいとおしく思えて、自分は何であんな事を言ったのだろうと思い、頭を下げる。
しかし、この4人は違った様だ。
菫は洋介のこの姿を見て、驚きつつもとても嬉しそうであったが、4人は最愛の洋介様に頭を下げて貰って、もうおろおろするしかなかった。
洋介と菫はそんな4人の姿を見て苦笑していた。
菫はそんな4人を優しく諭す様に洋介の体を洗うように指示した。
「貴女達…、洋介さんが想像通りお優しい方でよかったわね。さあ、あまり洋介さんをお待たせするのも悪いわよ。洋介さんは長旅の上、初めてのこのお屋敷で色々あってお疲れなのよ?早く御身を清めてさしあげないと」
そう菫が洋介に言っている時、真木が洋介の隣に来て、
(「洋介様、菫様はこういう時はキスをして差し上げると、大変喜ばれますわ。ですので、ご褒美にキスをしてあげて下さいませ」)
何がご褒美なのか分からないが、真木は洋介に小さな声で周りには聞こえないように洋介に言う。
(「えっ?キスをしないといけないんですか?どうしても?皆さんが見ているのでとても恥ずかしいんですが…」)
(「洋介様、ここはしないと男が廃りますよ。これは私の命令です。早くしなさい!」)
洋介が疑問で答えると、真木は間髪与えずに洋介に訳の分からない命令をしてくる。
(「はぁ…、俺はここの事は分からないし、真木さんって逆らったら怖そうだしなぁ…。郷に入っては郷に従えって言うし仕方ないかぁ…」)
そして洋介は、菫が「早く御身を清めてさしあげないと」と言い終わる頃、仕方なく菫に近づき、(菫にとっては)急にキスをした。
「んっ…んんん〜…ああぁ…よう…すけさん…」
菫は何が何だか分からないが、急に洋介にキスをされ頭がスパークしてしまった。
周りにいた3人のメイドは、洋介が前触れもなく急に菫にキスをするので「えっ?どうしたの?」と目が点になってしまった。
そこで真木は洋介と3人に「さあ、洋介様をお清めして差し上げましょう」と言って、そのままシャワー室の方へ押しやる様に連れて行ってしまった。


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