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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 61

しかも、菫は既に一糸纏わぬ姿になっていた。
そして、
「…もう、貴女達…。洋介さんに隠し立ては許されない事ですわよ。貴女達は皆、洋介さんに全てを曝け出さなければいけませんのよ。
それに、全てを曝け出すのは貴女達の喜びではなかったかしら?それとも貴女達は、洋介さんだけに恥ずかしい思いをさせてしまうのかしら?」
菫の言い方は円で、「洋介さんの事を想えないメイドは必要ないのですわよ」といった意味も含まれる様であった。
すると先程まで恥ずかしがっていたメイド達は、急々と服を脱ぎ始める。
そしてさっきまでのもどかしさはどこにいったのか、彼女達は全員、一糸纏わぬ姿になったのだった。


洋介は顔を赤らめているが毅然とした態度の菫と、急に元気になったメイド達に連れられて温泉に連れられていた。
洋介は温泉群に連れられると、まず菫からここの説明を受けた。
「洋介さん。こちらには合わせて、約20の温泉があります。一番大きい温泉は、左手に見えますあの日本庭園の様な温泉ですわ。他のものは大体大きさは同じでございますが、それぞれ異なった性質を持ってますのよ。
檜風呂、薬草風呂、花風呂、その他様々ありますが、一番多いものが桜の趣味の、それぞれ様々なお花が入った花風呂ですわ。こちらには多くの温泉がありますから、一日で全部入ってしまうという事は出来ませんが、どうかこちらの温泉に入られて、一日の疲れを落とされて下さいね。
今日は、私と、そして右から椿、リナリア、桔梗(ききょう)、真木(まき)の5人で洋介さんのお世話をさせて頂きます。
何かありましたら遠慮なさらずに、どうかお気軽に仰って下さいね」
菫は言い終わると、近くにいたメイドに目で合図する。
そして、近くのメイド達はその合図で洋介の方に近づき口を開く。
4人共洋介と一緒にいるのがそんなに嬉しいのか、飛び切りの笑顔で洋介の方に近づく。
「洋介様。それではお体を洗わせて戴きます。洋介様、申し訳ありませんが、あちらの方までご足労お願い致します」

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