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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 54

しかし、桜はそれを許さなかった。
「ねえ、洋ちゃん?まだ食べてくれないの?み〜んな洋ちゃんが雪乃ちゃんを食べてくれるのを待ってるんだけど?」
洋介はもう自分をやめたくなってきた。
しかし、やめる前にせめて最後のあがきをしようと思い口を開く。
「…あの、桜さん。やっぱりどうしてもやらないといけないんですか?俺には雪乃さんを食べるとか、そういうのできないんですけど…。皆で仲良く、普通にデザートを食べましょうよ」
それを聞いた瞬間、桜は呆れてしまった。
「ねえ、洋ちゃん。貴方男の子でしょ?男にはやらないといけない時があるのよ?
はっきり言うわね。それは今なの!今しかないのよ!?この今という瞬間を逃したら、洋ちゃんは一生後悔するのよ?それでも洋ちゃんはそんな甘い事をまだ言うの!?私は洋ちゃんをそんな風に育てたつもりはありません!

でも…、洋ちゃんがどうしても出来ないって言うのならしょうがないから、お母さんが手伝ってあげる」
最後の「あげる」の部分は“ハート”が付いていた様な気がしたが、洋介はそれより(別に今はやらなけれならない時じゃないよ)と思いながらも、桜がこれから何をするのかが不安で堪らなかった。
勿論、洋介であるから「いや、母親に育てて貰った記憶はありません」等という考えに至らないのは言うまでもない。


そして、桜は何をするのかと思ったら、3人に掴まれている洋介の背後に周り、いきなり洋介を背中から抱きしめてきたのだ。
洋介は両腕には3人の胸、そして背中には桜の大きな胸を感じてしまう事になる。
洋介のマグナムはもう半立ち状態であったが、せめて最後の砦だけは死守しようと数学の公式を思い出し邪念を打ち消そうとする。
桜は洋介が邪念と必死に格闘しているのが分かっていながら、洋介を更なる窮地に追い込むのであった。

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