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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 52

2人は尊敬する主人にこの様にされたが、キスをされると顔を真赤にしてもうどうしたらいいのか分からなくなってしまった。
「ふふふ…、でもまだこれだけじゃ終わらないのよ。椿ちゃん…、ちょっとハンカチを貸して貰えるかしら?」
すると、顔を赤らめながら見ていた椿が桜にハンカチを渡した。
桜は椿からハンカチを受け取ると、再び2人に近づく。
「沙羅ちゃんと咲夜ちゃん、2人ともちょっと近づいて貰えるかしら?」
沙羅と咲夜はその言葉の意味が分からなかったが、桜にそう言われると断る訳にはいかないので頭に“?”を浮べながらお互いが近づいた。
そして、2人の肌と肌が触れあう位に近づくと、桜は目にとまらぬ速さで2人の背後に回った。
その様子を見ていた菫も、桜がこれからしようとする事の意味が分かり、2人の背後に回っていった。
「沙羅ちゃん、咲夜ちゃん、ちょっと痛いかもしれないけど我慢してね」
桜は優しく2人にそう言うと、菫に目で合図して右にいた咲夜の左手と左にいた沙羅の右手を縛ってしまった。
「沙羅ちゃん、咲夜ちゃん、と〜っても可愛いわよ。これも洋ちゃんの為なんだから、我慢してね」
2人は桜が自分達をなぜ縛ったのか分からずうろたえていたが、「洋介様の為」と言われてはどうしようもない。
桜は咲夜の手を繋ぐと、もう逃げる事が出来なくて放心状態になっている洋介の方に近づく。
そして、一旦咲夜の手を離し、洋介を放心状態のまま雪乃のすぐ側まで近づけると、再び咲夜の手を取り、洋介の側まで連れて行った。
菫も洋介の側まで近づくと、沙羅と咲夜にこれからする事の説明を始める。
「2人とも、洋介さんの手を取ってくれるかしら?そして、洋介さんの手を挟む様にして、2人で抱合ってもらえるかしら?」
そう言われると、2人はやっと今までの事と、この姿の意味を理解したのであった。
2人は顔だけじゃなく、全身を真っ赤にして俯いてしまう。
洋介は未だに放心状態であり、洋介の目の前にいる雪乃は不安と恥ずかしさでえも言われぬ様な顔をしていた。

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