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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 51

「…そうね、私1人でも大丈夫だと思うけど…でも、私も雪乃ちゃんのスペシャルデザートを楽しみたいし……ねえ、桜?どうしたらいいと思う?」
桜も菫も明らかに確信犯である。
洋介は2人の会話を聞いて心の中でただ泣くしかなかった。
「ねえ、菫?貴女だけでは役不足と言う訳ではないけれど、やっぱり助手がいた方が貴女も楽しめるんじゃない?
そうねえ…、誰にしようかなぁ?」
桜は悩む振りをしているが、明らかに楽しそうにしている。
しかし、その時桜は、双子にしか分からない様な合図を菫に送っていた。
菫はそれが分かったのか、
「う〜ん、どうしましょうか?私だけでもいいんだけど、やっぱり助手がいた方がいいかもね…」
と、言い終わった瞬間、桜と菫は円でハイエナの様に行動を開始したのであった。

桜と菫はそれぞれ2人の人物に抱きつく様にして“確保”を行なっていた。
その人物はなんと、沙羅と咲夜であった。
沙羅と咲夜は“確保”されるまで、ただ呆然とこれから目の前で起こるであろう事に対して期待を抱いていただけであった。
しかし、桜と菫が何かを話した後、急に自分達に抱きついてきたのである。
2人とも何が起ったか分からず、ただ狼狽していた。
「…えっ…!?…桜様…、菫様…、一体これは何ですか?」
2人の狼狽振りに桜と菫はただ微笑むだけで、滑らかな動きで2人のメイド服を脱がせていく。
2人は桜と菫に服を脱がされているが、何が何だかまだ理解できない。
しかも、相手が桜と菫である為に、抵抗を出来る訳もなく、なす術もない状態である。
「…あの…、桜様、菫様…、どうかおやめ下さい。あの…、とても恥ずかしいです…。…洋介様の前でわたくしなどの裸をお見せしては、洋介様に失礼でございます」
と、本人にとっては精一杯のあがきをしてはいる様だが、桜と菫にかかってはどうする事もできない。
そしてとうとう生まれたままの姿にされると、沙羅はエプロンを付けられ、咲夜は生れたままの姿でその場に立たされた。
沙羅は恥ずかしそうにただ俯いていたが、咲夜は自分を隠してくれるものが何もなく、恥ずかしさから視線を彷徨わせ、泣きそうになっていた。
洋介はというと、2人のその姿を見て、とうとうあちらの方へ旅立たれてしまった。
「沙羅ちゃん、と〜っても可愛いわよ。うふふ…、咲夜ちゃん…。咲夜ちゃんもお人形さんみたいでと〜っても綺麗よ」
桜はそう2人を誉めると、2人に近づき頬に軽くキスをした。

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