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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 48

そのメイドは先程雪乃を呼びに来て、連れて行った人物である。
そのメイドが入ってくると、沙羅や咲夜を初め、メイド達はどうしたの?という様な顔をしていたが、菫は心から楽しそうな顔をしていた。
そして、そのメイドが洋介の方にやってきて、恥ずかしそうに顔を真赤にして、
「洋介様……、……………………本日の……、……あの………スペシャルデザートでございます……………」
と、最後は早口になっており、恥ずかしさからか、顔を手で覆ってしまったのだ。
洋介はデザートで何でそんなに恥ずかしいのかなと思ったが、その時そのメイドが入って来たドアが開いたので、そちらの方を向いた。
そして、ドアが開いて2人の人物が入って来た瞬間、洋介は瞳孔が開いて言葉を失ってしまった。
「洋ちゃ〜〜ん、スペシャルデザートを持ってきたわよ〜!!残さず、ぜ〜んぶ食べてね〜〜♪♪♪」
なんと、入ってきたのは桜と雪乃であった。
桜は何やら台車の様な物を押している。
しかし、その桜の姿というと、裸の上に周りのメイド達が着ているフリフリの真っ白なエプロンのみだ。
頭には同じくメイド達が付けている白いカチューシャがつけられており、白のソックスとハイヒールを履いているのみだった。
しかし、洋介が驚いたのは桜よりも台車の方だった。
その台車は人一人が寝れる位の大きさがあり、台車の上には真っ白なレースのカーテンの様な布が引かれている。
そして、そこには雪乃が大の字で寝かされており、何と裸で、しかも身体中が生クリームで飾られており、その上にはあらゆるデザートやプリン、ポッキー等のお菓子が飾られてあったのだ。
そこに飾られた雪乃はもう、恥ずかしさから顔だけでなく、全身を真っ赤にさせている。
洋介はこの異様な状態に呆然として、言葉を出す事が出来なかった。

洋介のその様な状態を見た桜は本当に楽しそうだった。
「さあ、洋ちゃん。い〜〜っぱい召し上がれ。洋ちゃん、遠慮はしなくていいんだからね〜。ぜ〜んぶ食べていいんだよ。あ、そうそう、勿論洋ちゃんも分かっていると思うけど、手は使ったらダメだからね?使っていいのは洋ちゃんの可愛いお口だけだよ?」
そう言って、洋介のほっぺにキスをした。
洋介はこの状況から逃げ出したかった。

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