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華が香るとき
官能リレー小説 - その他

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華が香るとき 11

しかし事ここに至ってはなりふり構っていられない。もっともそれも儚い抵抗だった。
「ご心配には及びません、洋介様。後の処理は私共がいたしますので」
メイドの一人が答えた。意地でもこのおまるを洋介に使わせる気のようだ。
洋介が次の逃げ口上を考えていると、女ボスがさらにとんでもないことを言い出した。
「洋介さん。洋介さんがこのおまるを使ってくれないなら私達の誰かの口にしてもらうことになりますよ?」
「え…?」
洋介が女ボスの言葉の意味を理解しかねていると別のメイドが前に進み出た。
「つまりその…洋介様がこのおまるをどうしてもお気に召されないなら、私達が洋介様専用の便器となって口やア○ルでお小水をお受けするということです…私達一同、洋介様のお体から出るものでしたら何でも喜んで…」
「な…」
洋介は再び絶句した。そういうプレイがあるらしいと聞いたことはあったが、昨日今日童貞を捨てた洋介にはいくらなんでも敷居が高すぎる。
(これは彼女達の言いなりになっておまるで用を足すしかないか…)
と考えた洋介だったが、すぐに思い直した。
(いや待て。落ち着け。これは俺におまるを使わせるためのハッタリだ。いくらなんでもそんなことできるわけがない…)
だがそんな心中を見透かしたかのように、そのメイドは洋介に近づいてきた。
「証明させてください。失礼いたします…」
「何を…?」
メイドが69のような体勢で洋介に覆いかぶさった。あっけにとられる洋介を尻目にズボンのジッパーに手を掛ける。一気に引き開けて手を突っ込むとおもむろに中を探り出した。
「うわ!くすぐったい!漏れる!」
「洋介様…」
しばらくしてズボンからペ○スを取り出したメイドは、迷うことなく自分の口にぱくりと咥え込んだ。生暖かい感触に洋介は思わず「うひゃっ!」と声を漏らす。
さらにメイドは両手で洋介のベルトを握り締めてガッチリ固定した。洋介が放尿するまで雷が鳴っても離さないと言わんばかりである。
洋介は慌てた。彼の膀胱はもう限界に近づいており、グズグズしていたら本当に彼女の口に放尿してしまう。
「もういい!分かった!俺の負け!ギブアップ!ありがたくおまるを使わせてもらうから!とにかく一回止めて!」
選択肢はなかった。やむなく妥協しておまるの使用を宣言する。しばらくメイドは動こうとしなかったが、女ボスにたしなめられて心底残念そうに洋介から離れていく。
(はあ…そこまでするくらいなら普通にトイレ使わせてくれよ…)
洋介が心の中で嘆いているとパチパチという音が聞こえた。視線を向けると女ボスが拍手している。
「偉いです。洋介さん」
「何が?」
「メイドを気遣うその気持ち…感激しました」
ならそれに免じてトイレに行かせてくれよと洋介は言いたいが、言っても無駄なことは分かっているので止めにした。

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