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勘違いから始まった不思議なカンケイ!?
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勘違いから始まった不思議なカンケイ!? 9

「はぁ、はぁ、あぁ」
椅子に身体を預け、ダラーンとしてそのまま動かない。
…終わったなら早くしてくれないかな、俺も帰りたいんだけど。

「あぁ…あぁ…また、しちゃった…」
え、また?
彼女、以前からここでこんなことやってたのか?
…すごいことを知ってしまったな…

…彼女の弱みを握って、性奴隷にでもしてしまおうか?
…チキンな俺に出来るはずないだろ、そんなこと…
まあでも、保存して取っておいて損はないよな…

「はぁ…」
愛美がよろよろと立ち上がった。
…そろそろ俺も入っていい頃かな…

「…ん」
「…ええ!?岩月くん!?」
…まあ、そりゃ驚きますわな。

俺はあくまで平静を装う。
「どうしたんだ、そんなに驚いて」
「な、なんでもないよ!そ、それよりも、岩月くん、まだ残ってたんだ」
「ああ、ちょっとな」
やっぱり動揺してるな。
…ってか、彼女とまともに話す機会なんてめったにないから俺もちょっと緊張してるんだけど…

俺はカバンを持って帰ろうとする。
「んじゃな」
「あ、あの、ちょっと…」
「どうした?」
彼女が俺に用事なんて、あるわけ…

「岩月くんって、その…四ノ宮さんのことが好きなんだよね…?」

「え…どうして、春日がそんな…」
「いや、ごめんね、なんか、周りの子がそう言う噂をしてて…」
「そうか…」
「…で、ホントなの?」
「ま、まあな」
「どうだったの?」
「…まだ、わからない。お互いに、曖昧になっちゃってて」
「そうなんだ…」
何か言いたげな愛美。
ただ、こちらから聞くと何か余計なことになりそうで、あえて何も言わないことにした。

「じゃ、俺帰るけど…」
「うん、ごめんね、呼び止めちゃって。また明日」
教室を出た。
…にしても、あいつ、なぜ俺が美咲に告白したことを…


…翌日
普通に学校に行き、普通に授業を受ける。

昼休み、弁当を食べ終わるとクラスメートの女子二人が俺のところにやってきた。
「岩月くん、ちょっといい?」
「ああ、何?」
教室を出てあまり人通りのない特別教室の前の廊下へ移動する。

矢島芽衣と早瀬亜季。
この二人は美咲と仲がいい。
「岩月くんさ、美咲に告白したんでしょ?」
「え、ああ、うん…」
芽衣にいきなり核心を突かれた。

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