勘違いから始まった不思議なカンケイ!? 7
「動くよ…」
ゆかりさんがゆっくりと俺の上で腰を動かす。
「あっ…来てる、すごく、奥まで…」
ゆかりさんの着ているシャツが汗で滲んでいるのがわかる。
部屋の中は冷房が効いているのに、やけに暑く感じた。
「ああっ、あっ…硬くて、太いっ!」
ゆかりさんが俺の上で踊るように体を動かす。
豊かな乳房が、それにあわせてゆさゆさと上下に揺れる。
「あっ!ああ…っ、ねぇ、おっぱい揉んで…」
そう言われたので、ゆかりさんの乳房に手を伸ばす。
大きくて、やわらかい…
「あっ、ああーん!!そっ、それ、イイの!すごくイイよ!!」
ゆかりさんの腰の動きは徐々に激しくなる。
俺のほうがそれに耐えられるかわからないくらいだ…
「ゆかりさんっ!俺…」
「イクの?いいよ、一緒にいこう!!」
「うっ、く、うわっ…!!」
「あん、あ、あああああーっ!!!!」
ゆかりさんの中に、思い切り出した。
こうして、俺の童貞卒業は、終わったのだった。
「すごくよかったよ」
「俺もです…」
「今度は、ホントに好きな人と、出来るといいね」
―
夏休みが終わり、2学期が始まった。
ココからは完全に受験生モードに突入する。
グラビアアイドルの活動も行っているクラスメート・春日愛美は小麦色に日焼けしていた。
夏休みは撮影三昧とかだったのだろうか。
…そんな中で2学期初日が終わる。
帰ろうとしたとき
「岩月くん、ちょっといいかな?」
…美咲に呼ばれた。
連れて来られた場所は屋上。
夏休み前、俺が美咲に告白してフラれたはずの場所。
「…どうしたんだ?」
「うん、ちょっとね」
彼女は俺を振ったはずだ。
なのに、今なぜ…
「あの時はごめんね」
「あの時って…」
「岩月くんが、私に好きだって言ってくれたときのこと」
「それが、何で…」
「嬉しかったんだ、告白されて」
えっ?
「じゃあ、あの時は何で」
「突然すぎて、答えが出せなくて、逃げちゃったんだ…ごめんね」