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恋愛リレー小説 - 青春

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机 3

「じゃまたあとでね〜☆」夏美と別れたあと1組の方へ行こうとする。これも彼女から避けるための口実であったが…(ため息の理由なんてきかれたら…)そう思うと恥ずかしくて顔がほってきた。(もう少し落ち着いてきたたら夏美に話そう…!!)
トイレで手を洗おうとした砂夜だったが…
「やだ!ここの水道の蛇口びちょ2!」
こんなところを手で触るには気が引ける…
「向かいの水道でいいか…」そしてトイレからでるとすぐ向かいの水道の蛇口を思いッ切りひねった。
はぁ…なんか私おかしいかも…
「ぅわぁぁ!」
―…ぇ?
「冷てぇな!水!水止めろ!お前のシャツも濡れてるッて!」
男の声にはっとして水をとめた。
水道は斜めに向いていた為すぐ横を通った人にかかってしまったのだ…
「ごめんなさぃ!」
砂夜は必死に誤った
「別にぃぃょ…わざとじゃ……?…ッ!///」
男の子はいきなり顔を赤くした…
「?」
砂夜がぽかんとしていると男の子はボソッと小さい声で…
「お前…シャツ…」
そう言われてばっと自分のシャツを見ると…
「きゃぁッ!」
ブラがスケスケだ…
「どうしよう…ここからクラスまで遠いのに…」きっとこんな姿で廊下を歩けば注目の的だろぅ…
「お前何組だょ?見たこと無い顔だけど…?」顔をそらしていた男の子は砂夜の目に涙が浮かんでいることに気が付いた…
「10組…」
それを聞くと男の子は教室に戻ってしまった
「どうしよう…」
砂夜が困惑していると…
「ほらよ!」
ボフッ!
見事頭の上に乗っかった。よく見ると彼のらしきブレザーだ。
「えっ!!あっ…えっと…」「それでなんとか隠れると思うけど…」「っ…ありがと…!!」
―キーンコーンカーンコーン― チャイムが鳴り、2人は別れた。まだこの地点では机の落書きを書いている相手同士とは知る由もなかったが。そう、その男の子は秋治だったのだ。
秋治は一人教室で外を眺めていた。
「はぁ〜‥」そして出るのはため息ばかり。
『よっ!どぅした?秋治。便秘か?』こいつは1組一バカキャラ、そして1組一頭の良いあほな奴。松山那音(マツヤマナオト)もちろん特進。しかも特進でも頭脳bP。世も末だ。「いや、別に」そしてまたため息。『はぁ〜?なに?随分テンション低いけど?あの落書きの子のこと?』「ちげぇよ!」また顔が暑くなるのが感じる。にゃり‥‥那音がイヤな笑いを浮かべた。『いやぁ、やっとお前青春しだしたんじゃん!?やったなぁー、おい!』バシバシと背中を叩いてくる。いたい。

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