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恋愛日記
恋愛リレー小説 - 青春

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恋愛日記 17

いつのまにか耳まで真っ赤になってしまった。
「照れてても怒っても可愛いけどやっぱ笑った顔が一番だね♪」
黒田は赤くなってる私をからかっているのか、褒め続けている。
「く…黒田だってめちゃモテるんだからね!!」
私は黒田よりも大きい声を出して、指をさして言った。
「知ってる★」
「ほぇ!?」
「でも綾のが人気あるよ」
にっこり笑う黒田が意地悪にも見える。私は赤い顔のまま抗議し続ける。
「でも告白された事もなければ、彼氏もいないもん!!」
「そんなの俺もだよ」
「!?」
彼女がいないのは何となく分かっていたが、告白されたことがないとは…とても意外な答えに驚いて声も出なかった。
「ねぇ〜このあと暇?」
私がなにも言わないでいると黒田が話しかけてくれた。
「特にする事はないなぁ〜…」
「じゃあ、そこの公園でお喋りとかしない?明日撮影入っちゃって綾と喋れないし!」
「え!?」
ケーキ屋以外で黒田が誘ってきたのは初めてなので異常に大きい声がでた。
「え!?ってどうしたの?駄目だったならべつにいいけど…」
「あ!いや、何でもない。行こうか!」
笑顔でそう言うと、黒田が手を引っ張って公園までつれてってくれた。
(周りから見ると私と黒田って彼氏と彼女に見えるのかな?)そう思うと自然と笑みがこぼれてきた。私は必死にそれをおさえながら黒田について行った。




「ねえ!今日は家に妹いるの?」
帰り道、私は妹の事を聞こうと思い彼氏の彰に心配そうな顔で訪ねた。
「なんか今日は親いないから彼氏ん家泊まる〜!!とか言ってたから帰って来ないと思うよ」
「へ〜お泊まりかぁ〜……って彼氏ん家!?」

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