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恋愛日記
恋愛リレー小説 - 青春

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恋愛日記 1

中学二年の後半―
「え゛!!」

思いもよらない私の親友、理彩の言葉に私わびっっくりした。
「な〜に〜よぉ〜」
すこし怒って理彩が私をみらみつけた。
「ごめんごめん!だってびっくりしたんだもん!!……そっか〜彰と理彩が出来ちゃったかぁ〜…ちょっとさみしいな…」
「綾!!」
理彩が私の寂しいという言葉にたいして少し感動していた。

「……それでね、綾ごめん!!明日から彰と一緒に帰ることになって…」
照れながら言っている理彩の言いたい事はすぐわかった。

「はいはい!!明日から一人ものはさっさと帰るますよ〜だ」
「ほんとに…ごめんね?」
真剣に誤っている理彩を見て、なんとなく許せた。

「ん??大丈夫だよぉ♪」

「よかった☆そういえば前から思ってたんだけど、なんで綾ってモテるのに彼氏作らないの?」
「う〜ん…なんでだろうね♪」
自分でもわからないのだ。
「え!?」
「まぁその話はおいといて〜…なんか視線感じない?」
「え!?幽霊とか??」
理彩と私わおそるおそるうしろをむいた……彰だ…
「な…なんだぁ彰か驚かさないでよ…」
理彩はふぅ〜と息を吐いて彰のもとへ駆け寄る。
「ちょっと理彩借りてい?」
彰は理彩を指差しながら綾に話し掛けた。
「え?あ…どうぞ」
(遠慮しなくても君の彼女でしょ)と内心ツッコミを入れて仲良く教室を出ていく二人を見送った。
一人残された綾は携帯を取り出し暇をつぶす。
1時間ぐらい待ってももどって来る気配さえ感じない二人にイライラしていた時だった。

「…あの〜?」
入口のほうからまた聞き覚えのない声が…

「彰先輩見ませんでした?」
どうやらショートカットの可愛い感じのこの女のこは彰の知り合いらしい…
「彰ならさっき彼女と一緒にどっか行ったけど?」
私は笑顔で答えた。
「……あ、彼女さんと…ですか…」
ん?この子なんか泣きそう?え〜と……もしかしてこの子って彰のこと好きとか!?

「え〜と…彰がどうかしたの?」
おせっかいな私はちょっと探ってみようかと思った。
女の子は手をもじもじさせながら「いえ…大したことでは…」と言葉を濁らせる。
「あの、彼女さんって…綾先輩の隣にいつもいる人ですか?」
遠慮がちに女の子が聞いてきた。
「そうだけど…何、何であなた私の名前知ってるの!?」
私は口をぽかーんとあけて、女の子を指差す。すると女の子はさっきまでのおどおどした動きが一転し、こぶしを握り締め力説しだす。
「何言ってるんですか!!一年の男子はモチロンのこと、女子も先輩のこと知ってますよ!!」
力強い彼女の眼差しに負けそうになる。
「ありがと…あなた名前は?」

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