PiPi's World 投稿小説

恋愛日記
恋愛リレー小説 - 青春

の最初へ
 12
 14
の最後へ

恋愛日記 14

「え…くれるの!?」
「うん♪何がいい〜?やっぱ食べ物かな?」
しばらく考えていたら、黒田が思いついたようにこっちを向いた。
「っあ!やっぱ秘密!なにか分からない方が面白いじゃん!!」
「………うん!黒田センス良さそうだし!黒田が気に入ったやつ買ってきて♪」
――次の日
私は満面の笑みを浮かべ教室に入っていった。
「理彩おは〜♪」
「おは…って朝から幸せそうだねあんた」
つられて理彩もにやけている。
「うふ☆そうかしら?」
私はふざけてポーズを決めてクルリと回った。
「何?黒田とキスでもした!?」
理彩の言葉に私はバランスを崩し机にぶつかった。
「な!?」
私は黒田がいないか教室を見回した。運良く黒田はまだ登校していなかった。
「なんだ違うのか…」
「…違うも何も…付き合ってないし…」
私は段々声が小さくなり、笑顔も消えていく。
綾はぱっと顔を上げ、理彩に向かって言った。
「…はぁ理彩…私…黒田のこと好きなのかも。」
「ゃっぱりなぁ(笑)どーすんのよ?一年は?」
「どうしよぉ〜…」
その時後ろから、
「綾ッおはよ!」
という声が聞こえた。
「あっ、ぉ、ぉはよう黒田っ!!」
「昨日は、綾とケーキ食べれてすっごい嬉しかった^▽^」
満面の笑みで黒田は話す。綾は顔が赤くなるのを感じながら
「うん…たのしかったね☆あ、そろそろ席に着こうかなぁ〜ぢゃぁぁまた話そ」と言って、理彩をひっぱって席に戻った。
「はぁ〜っドキドキしたぁぁ…」
「なんだよぉ〜もっと話せばよかったじゃ〜ん!」
理彩はニヤニヤしながら黒田を見てる。
「はぁ…私だってもっと話したかったけどさ〜周りの女の子の視線も気になるし、私の心臓もたないって!」
「ほぉ〜純粋だねぇ〜…でも周りの子は黒田と綾、お似合いだって言ってるし気にしないんじゃん?」
「黒田と私がお似合い!?んなわけないでしょ〜!二人並ぶと月とゴキブリだって〜!」
私はケラケラ笑いながら理彩に言った。
「はぁ〜…あんたね、もっと自分の容姿自覚しなよ!町歩いても綾を見た男達は振り返るんだよ!?」
(そういえば男の目線なんか気にした事なかったなぁ〜)
そんな事を考えていたら昼休みになった。
「坂下先輩〜!」
(なんか聞き覚えのある声…)と思いながらドアのほうを見たら真田君だった。私は一度ため息をついてから声がした方向へ作り笑いで行った。
「なんかあったの〜?」
「昨日いきなり帰っちゃってびっくりしましたよ〜!無事に帰れました?」
「うん!別になんともなかったよ〜」
「それはよかったです♪えっと〜…あ!あの〜映画の試写会のチケット、親の仕事の関係でもらったんですけど…もし暇だったら行きませんか?」

SNSでこの小説を紹介

青春の他のリレー小説

こちらから小説を探す