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凌辱の連鎖
官能リレー小説 - レイプ

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凌辱の連鎖 41

「もっ…もしもし…どう…しましたか?円藤さん…」
「円藤」とは、美桜のマネージャーだ。円藤自身も「あの事件」の時に、不逞の輩達に殴打され全治2週間程の怪我を負っていた。そんな状況下においても、美桜を護りきれなかった事を悔い、何度も様子を心配し連絡をしてきた円藤を、美桜も信頼してきたのだ。
「いや…元気なのかな?と心配になってね…どぉ?調子は…?」
「まっ……まぁまぁですっ……身体も動くし……あと少しで仕事も……戻れそうかな〜っ…な〜んて…円藤さんは?怪我…もう治りました?」
悲惨なDVDを視聴し取り乱した美桜が、取り繕う様に会話を紡ぐ。
「うん。取り敢えず完治したって…医者には言われたよ…外出も出来るようになったし…で、美桜ちゃんも心配だし…近くまで来たんだけど?行っても良いかい?」
「えっ?近くって私の家のですか?ぃ…いいですよぉっ…わざわざ来なくても…L○NEでも何でも…顔見せるだけなら…」
「マネージャーであっても異性の男性だから…」と、頑固に言い続け、誤解を招く行動は厳に慎んできた円藤らしからぬ言葉に、若干の違和感を覚えた美桜。円藤は更に言葉を続ける。
「いや…美桜ちゃんの様子…無理してるなぁ〜っ…って感じだったから…きっと何かあったでしょ?」
「なっ…何もないですって〜っ…第一…殆ど外出もしてないし…」
慌てて否定する美桜。だが…、
「いや…マネージャーだから…何でも分かっちゃうよ…例えば…『あの事件』のDVDが届いて…ついつい観ちゃった…とか?」
「ぇっ……円藤さ…なっ…何で…知っ…ぇっ…嘘っ…な…何でぇっ…」 
突如として核心を突かれ絶句する美桜。構わず円藤は続ける。
「やっぱりぃ?そろそろ届く頃だと思ってたんだぁ♪よく撮れてたでしょ?あの美桜ちゃんが…あんなに乱れて…ヘヘッ♪」
「なっ…ぇ…円藤さ…ぅそ…しっ…信じらんなぃ…何でぇ…」
「知りたい?じゃ…電話じゃ何だから…直で話そっか?じゃっ♪」
不意に切られる電話。すぐ鳴らされるインターホン。勿論訪れたのは、疑惑のマネージャー・円藤だ。
「こ〜んば〜んわ〜ッ♪入れてよ美桜ちゃ〜ん♪でないと…さっきのヤツ…どうしよっかなぁ?」
脅迫紛いの円藤の言葉に、堪らず解錠し招き入れる美桜。正常な精神状態であれば、拒否するなり事務所の社長に連絡するなり、他の方法を探れた筈だが。動転していた美桜は、結果として最悪の決断を選択してしまうのであった…。

────────────────────────

話は「あの日」に遡る。故障した車から引き摺り出され拉致監禁されようとしていた美桜。マネージャーとして阻止を試みるも、多勢に無勢で叩きのめされた円藤はしばし気絶していた。意識を取り戻した円藤に、輩達の下卑た声と、若い女性の悲鳴が微かに聴こえてきた。
「…みっ…美桜ちゃ…ん…何処に…くっ…
痛む腹部を抱え立ち上がり、声の出処へヨロヨロ歩いていく円藤。着いた処は「例の」廃店舗だ。
「ここ…か…くそっ…美桜ちゃん…ぅ…くぅ…」
音を立てぬよう、忍び足で奥へと歩みを進める円藤。次第に聴こえる声は大きく、悲愴感を帯びてくる。そして視線の先には、裸電球に照らされたマットレスに押し倒された美桜と、複数の輩達。
「くそぉ…美桜ちゃ…ん…何てこった…」
輩達の目的は明白…美桜の美貌と恵まれた肢体だ。美桜を救出しようにも、ここで勇んで飛び出しても先程の二の舞となるのは確実。堪らず影に潜み、チャンスを窺う策を講じる円藤だったが…。
「ひっ…いやぁ…止めてぇっ…ひぃっ!?ゃだ…よぉっ…嫌ぁぁぁっ!?」
悲愴な美桜の悲鳴と布が破れる音。カウンターの隙間から覗いた先には、慰み物にされていく半裸の美桜。円藤の理性が徐々に崩れていく。
「あぁっ!?止めっ…触らないでぇっ!?」
「ひっ……駄目ぇっ……来ないでぇっ……ぃぎぃっ!?」
天真爛漫な笑顔と社交的な性格。
見つめられると誰もが心を揺さぶられる大きな瞳。
マシュマロの様に柔らかそうで、男好きのする豊満な肢体。
マネージャーという立場ながら、美桜の虜と化していた円藤。美桜の前では理解あるマネージャーの皮を被り続けていた。一方で、妄想の中で美桜を何度も犯し、あんな事やこんな事を…と企み続けていた円藤。
(これは…チャンスじゃないか?)
邪な思考に囚われた円藤は、マネージャーの本分を忘れ、美桜の痴態を収めようとスマホを取り出し、陵辱される美桜を定点撮影し始めたのだった。
「ひぎぃぃっ!?だっ…誰か助けっ…嫌ぁぁぁっ!?」
助けを懇願する美桜の声をBGMにして、円藤は奸計を企て続けていた。そして、事が全て終わってから、何食わぬ顔をして美桜を介抱し、「味方」のふりをし続けていたのだった…。

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