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オナホールになった女
官能リレー小説 - 若奥さん

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オナホールになった女 23

「じゃあ、入れる…ぞ」
 ゆっくりと、オナホールを俺のモノに近づけていく。
 風香の目が、それを追う。
 それと同時に、俺は風香の水着をずらした。
 風香の腰が浮き、俺はその下にオナホールを滑らせながら、一気に風香のモノを貫いた。
「んはああぁ…んむっ〜〜」
 風香の口を塞ぎながら、俺はビクビクと震える身体を逃がさないように強く抱きしめた。
 舌先でちょんちょんとつついてやると、おずおずと絡めるように舌を巻きつけてくる。
 どうやら、大きな声は出さずにすみそうだなと、俺は名残惜しげに風香の口を吸ってから耳元で囁いてやった。
「本当に、最高だぜ、このオナホール」
 風香の〇ンコがキュウッと俺のモノを締め付け、腕の中で体が小さくはねた。
 快楽にとろけた表情で俺を見つめ、「ありがとうございます」と呟く風香に、俺のモノがビクンと力強くはねて、風香の中を強くこすり上げた。
「んああぁ…」
 俺の腰に鍛えられた足を絡めて、強く強く引きつけようとする風香の様子が可愛い。
 若く鍛えられた風香の体は弾力に満ちていて、抱き心地もたまらない。
 イキそうになるのを察してギュッと強く抱きしめてやると、絶頂の発作で腕の中で心地よく暴れてくれるのだ。
 釣り上げた魚が、自分の手の中でピチピチと暴れるあの感触……生命力に満ちた存在を、まるごと支配するような全能感が、俺の心を痺れさせる。
 風香のそれを何度も楽しみながら、俺はやがて特にそれを意識することなく、風香の中へと欲望を解き放った。
 自分の中に精を浴びる感触で更なる高みへと持ち上げられた風香は、俺の腕を弾き飛ばさんばかりにいきんで、オナホールであることの喜びを魂に染み渡らせたのだった。
 気を失った風香の身体を抱きしめたまま、俺はちょっとウトウトしてしまっていたらしい。
 昨日は昨日で、数え切れないほどオナニーしていたから、多少疲労気味だったのかも。
「ん…」
 俺の身じろぎが伝わったのか、風香のまつげがかすかに震えた。
 閉じられていた風香のまぶたが開く……何かを探すように視線が彷徨ったのはほんの数瞬。
 その瞳はピタリと俺の顔に据えられて、俺は避けるまもなく風香に唇を奪われていた。

『オナホールの中にアナタの精液をぶちまけることによって、所有者登録の手続きが始まります。この間、オナホールは深い眠りに落ちますが、約10〜20分…長くて30分程で目を覚まし、自ら進んであなたにキスを求めます。それが登録完了のシグナルです』

 俺は、取扱説明書の内容を思い出し……苦笑した。
 仕様に、そこはかとない悪意を感じたからだ。
 
「お疲れ、三笠さん」
「あ、お疲れ様です」
 ぺこり、と俺に頭を下げる風香。
「今日はもうあがり?」
「はい…」
「俺はこれから清掃と、月末報告書の仕上げ」
「そうですか…大変…ですっ…ね」
「ん?どうかした?なんか、顔が赤いけど…」
「い、いえっ!なんでも…ひゃんっ!」
 顔を真っ赤にして、もじもじと太ももをすり合わせる風香の様子は、明らかに何でもないことはないのだが、俺は何も気づかないふりをして言葉を続けた。
「そういえば、みんなが噂してたよ。三笠さんが最近綺麗になったって」
「えっ、はっ…あ、ありがとうございます…」
「実際どうなの?恋人でもできたのかな?」
「そ、そんなこと…んはっ…ない…ですっ」
 ぴくん、ぴくん、と震える身体と、熱病にでもかかったようなうるんだ瞳。
 俺は、あらためて『製作者の悪意』に苦笑する。
 風香を俺のオナホールにしたあの夜、俺は家に帰ってからあらためて取扱説明書を隅から隅まで熟読した。
 自分がオナホールであることを自覚させると、風香はどこまでも俺に従順に股を開く性奴隷と化す。
 催眠か暗示によって生み出されたのであろうオナホ人格に対し、もともとの……三笠風香としての人格。
 本来成立しない二つの人格のせめぎ合いによって精神が引き裂かれるという事態は当然想定済みなのか、もともとの三笠風香の人格は、明らかに、それも急激に俺の存在に対して傾倒しつつある。
 まあ、俺とセ〇クスしたという認識はもちろん、何度も何度も気持ちよくイカされたことも、意識下において俺への好意を生み出すベクトルとして働くのは想像に難くない。
 つまり、何が言いたいかというと……俺が欲しかったのは、性欲を発散できるモノであって、恋人ではない。
 同じ職場の女がこの有様では、周囲の生暖かい視線や、突き刺さるような視線もあって、俺はこのまま流されるように風香と付き合い始めるしかないではないか。

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