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私の秘密
官能リレー小説 - 若奥さん

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私の秘密 94

そのまま前のめりに、スローモーションのように崩れ落ちた。男性が横から抱えていなければ、私は自分を庇うことができずに頭を打っていただろう。
「1回休憩だな」
男性は私をお姫様抱っこで自宅に運び、全裸にした。
『あぁ…もう…』
目の前で男性2人も全裸になっていく。休憩なんて言っておきながら、2人とも既に臨戦態勢だ。ついさっき私を外で犯したオールバックの男性も、亀頭がお腹にくっつきそうだ。やせ形の男性も、亀頭がお臍より高い位置に来るまで反り返っている。
リビングで服を脱ぎ散らかし、やせ形の男性に身体を覆うように抱き締められ、唇を奪われた。拒むべき不貞行為も、嫌悪感なく受け入れてしまう。セックスはもう無理だと言いつつ、やっていることは誘惑であり、男性の暴虐に対しての承諾だ。そのままソファーに押し倒され、お腹に○ニスを擦り付けられながら頭を優しく撫でられた。夫でも恋人でもない人からの温もりに心は安らぎ、僅かな時間のうちに意識が遠退いていった。
やせ形の男性に起こされた時には日付が変わって2時間が経った頃だった。男性の上で俯せになり、下から抱き締められていた。
『…ごめんなさい、重たかったでしょ?』
恥ずかしくなって退こうとすると、私を抱いていた腕に力が入り、引き寄せられた。男性の顔が近い。息が私の顔に当たる。私の息も彼の顔に…。それが当たり前であるかのように男性が舌を出した。微かに私の唇に触れる。私は彼と今日初めて会った。名前も知らない。当然愛してすらいない。しかし私は彼の舌を受け入れたくなり、私も舌を伸ばした。互いの舌が絡まり合う。顔が近すぎてぼやけるが視線を外せない。舌先と舌先がふれあっていたキスはやがて舌同士が蛇のように絡まり合い、そして唇が密着した。私の唾液が、上を向いている男性の舌へと流れ落ちる。男性はそれを受け止めてくれた。男性からも私の口へ唾液を送り込んできた。愛してもいない男性のそれを私も受け入れた。貪るというのはこういうことなのだと知った。
やせ形の男性は私と舌を絡ませ合いながら、肩や腕、背中をフェザータッチで愛撫した。男性の指が触れた場所が全て性感帯であるかのように全身の神経が昂っている。1日中犯された余韻だけではなく、彼のテクニックが卓越しているのだ。慎一さんと同じ組織の人間ということが納得できる。触れられる度に身体を弾けるようにくねらせ、快感に弄ばれる。
『んっふぅん…んむ…ぁ…やだ、も…んん…』
身体が浮きそうになっても密着したまま離してはくれず、唇が離れそうになっても逃がしてくれない。男性が軽く立てた膝にワレメが触れただけで耐えがたくむず痒い。私は男性の太股にワレメを押し当て、艶かしく腰を前後にスライドさせた。みるみるうちに男性の太股が愛液にまみれ、ぬちゅ、ぬちゃ、と粘るような液体音が漏れ始めた。
男性が唇を離すと同時に声が漏れてしまった。
『あっ…あぁ…んあっ…はぁぁぁ…あんっ…』
独りではしたなく感じていることが恥ずかしくなり、唇を奪ってもらうことで声を押さえようとした。舌を伸ばしたが男性は受け入れてはくれなかった。
「奥さん、今からどうしたいですか?まずは貴女の気持ちを聞かせてください。」
男性は私の目を見ながら尋ねた。
『私は……もう…お願…ひゃん!あっ…もう…意地悪…』
最初に真由子さんの自宅の前で私を犯した眼鏡の男性が、後ろから腰をフェザータッチで愛撫したのだ。
「舞さん、すみません。熟睡されてたものだから、断りもなくシャワーお借りしました」
『あ、いえ…お構い無く…』
肩にタオルを下げてはいたが下半身はタオルを巻けないほど隆起していた。
「舞さんも1日中汚されたでしょう?彼とシャワー浴びてきたらどうですか?」
そう言われ、やせ形の男性と目が合ってしまった。今さらかもしれないがやはり恥ずかしい。
『え…それは…ひとりでいいです』
「駄目ですよ奥さん。ふらふらですから、浴室で転んだりでもしたら大変ですよ。私に身体を洗わせて下さい」
『そんなの…尚更恥ずか…ああん!もぉ意地悪しないで…駄目…だめぇ…』
やせ形の男性は私の背中や腰を、眼鏡の男性は私のお尻や太股をフェザータッチで焦らした。肝心な場所には一切触れない。この期に及んで焦らしプレイなんて。そう思ったが、何度も繰り返し与えられたオーガズムが思った通りに来ないのはやはりもどかしい。
「一緒にシャワーを浴びて下さるなら、奥さんが望むことを聞いてあげますよ」
『あっ!わ、わかりました…わかったからぁ…あんっ!んっ!んぁあっ一緒に…はぁぁ…一緒に入りましょう…』
男性は私を抱き締め、浴室へと運んだ。

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