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私の秘密
官能リレー小説 - 若奥さん

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私の秘密 9

ある日の夕方、仕事帰りの駅のホームで私は夕飯の事を考えていた。普段はパートだから3時頃に帰れるはずが殺人的な忙しさだったため残業を頼まれ、気づけば6時。スーパーで出来合いのオカズにしようかな。たまには手抜きしても文句は言われないはず・・・
「舞さん、今帰ってるんですか?珍しく遅いですね」
振り返ると夫の同僚の慎一さんが立っていた。夫婦付き合いもあり、よくお互いのお家に行き来する仲だ。
「あら、こんにちは。慎一さんは珍しく早いですね」
笑顔で話しかける。そう。主人も彼も、仕事から帰るのはいつも8時か9時。出張の多い主人と違い、オフィスでの仕事が多い彼は人当たりもよく、誰からも好かれるタイプの人だ。事実、私も彼の事は感じのいい人だと思っていた。
「悟君は今日も遅くなるみたいですよ。もしかしたら泊まりになるかもって」
私「そうなんですか?相変わらず大変なのね」
他愛のない会話をしているうちに、ホームに電車が滑り込んでくる。この時間は学生や仕事帰りのサラリーマンたちで朝のラッシュと同じくらい混みまくっている。
慎一「うわ・・・今日も地獄だな。」
顔をしかめる慎一の後ろに張り付くようにして電車に乗り込む。ギュウギュウの車両の中で、私は壁に向き合うようにして立つ。その後ろに慎一が周りから押し付けられるようにして私の体に密着してくる。体格のいい彼が両手で私を守るように庇ってくれる。悪い気はしない。
鮨詰めの状態の車両の中、私は何とか足を踏ん張って耐える。周りは男性ばかり。この中にもしかして、幻がいるのだろうか・・・毎日毎日顔を合わせる見ず知らずの、決して言葉を交わす事のない人たちの中に、幻がいて私を探しているのだろうか・・・そんな事を考えていると、慎一が後ろから話しかけてきた。
「そういえばこの前、悟君がドロドロに酔っぱらってたでしょ?僕が調子に乗って飲ませすぎちゃったんです。ごめんなさい」
犯人はお前か慎一(笑)あの日どれだけ私が心細かった事か・・・
私「いいんですよ、そういう事もないと気の休まる時がないし・・・」
慎一「彼は酔うと必ずHな話をするんですよ。舞さんとの夜の生活の事まで。それで調子に乗って飲ませてしまったんです」耳元で小声で囁く慎一の言葉に耳を疑った。みるみるうちに顔が赤くなるのが分かる。なんて会話をしてるのかしら・・・慎一は続ける
慎一「すごく清楚で可愛い方だと思ってたのに、お尻の穴が感じるんですって?聞いてて興奮してしまいましたよ」
 彼の手が、私の短めのスカートをゆっくりと捲り始める・・・
私「え・・・慎一さん・・・」

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