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私の秘密
官能リレー小説 - 若奥さん

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私の秘密 72

無表情のまま涙を溢す弘人さんを見て、弱肉強食という言葉がまさにピッタリだと思った。グッタリとした弘人さんを抱え、巨人はその場を去った。
リンチというイベントが終わると、周りの人達は思い思いに会話を交わしている。真由子さんと教会の男の子2人、直美さんを挟んで慎一さんと幹部らしき男性、マスクで目を隠したカップルと痴漢の男性…。
『舞さん、私の活躍見てくれましたか?』
振り返ると同時に未来ちゃんが上気した表情で腕を絡ませてきた。
『あれから連絡くれないから寂しかったですよ』
穴空きの水着のまま隠そうともしない未来ちゃんにガウンを着せてあげ、
『いろいろ…その、忙しかったから』
としか言い訳ができなかった。
『敵はとってあげました、ご褒美くださいね…』
私の手を取ると剥き出しのワレメにそっと指を当てさせ、微笑んだままうっとりと目を閉じた。さすがにここでは…と言いかけると幹部の男性が先に口を開いた。
「未来、その方はダメだよ。今日はヒライがお前の相手をしてやるから」
未来ちゃんはあからさまに不満で不機嫌な表情になり、私にしがみついた。
『女の人の方がいいって言ってるのに…』
「だからぁ、女の子も準備してやるって。今日は無理だけど。舞さんは今後…あぁ、まぁ……仕方ないな、頑張ったのにお仕置きだ」
「黙って言うこと聞いてりゃ良かったのに。お前たまに馬鹿な我が儘いうよな」
『離して!いや!いや!』
下っ端の男達が未来ちゃんを羽交い締めにし、中央に引きずる。目の前には袋を被った声を発しない男性2人が立っている。
『触ったらし返すんだから!弘人君みたいにチンチン磨いて女の子みたいに泣かせちゃうんだから!』
怒りと恐怖のこもった瞳に涙を浮かべて顔の見えない男性を睨み付ける。
『いっ!いや!ひっ!あっ!これいやぁ!んあぁっ!もういやぁ!』
スクール水着の上から袋男は乳首をくすぐる。たったそれだけで志保さんと同じように身悶えを始め、くねらせていた腰はすぐに痙攣し始めた。
未来ちゃんの瞳から涙が零れ落ち、腰を仰け反らせ…もうすぐオーガズムを迎えるところで男達は乳首から指を離した。幹部の男性に羽交い締めにされたまま弱々しく首を振り、怯えた表情で袋男達を見つめた。
『ごめんなさい、ごめんなさい、我が儘言うのやめます…やめ、あっ!やん!いや!もういやぁ!あっあっあぁっあ!』
すぐにでも乳首だけで逝ってしまう状況で、逝く寸前で止められ、焦らされ、余韻が残っているまま乳首をつつかれ、また逝く寸前で止められる。
『未来が悪かったです…ひっ…ごめ…ひくっ…ぅ…ぐっごめんな…さ…』
泣いても許してもらえるはずもなく…
未来ちゃんは可愛い顔を涙で濡らしながら哀願した。両手の自由を奪われたまま、愛撫され、逝きそうになると愛撫を止められ…。
『あの…もう許してあげませんか…せっかくごほうびを貰えるはずだったのにちょっと我儘言っただけでこんなお仕置き…あまりにも可哀想で』
初めて見る顔の奥様が見るに絶えず訴えた。私も同じ気持ちだったが、今日の容赦ないリンチを見て気圧され、言えずにいた。
こういう場で意見を言えるって勇気があって羨ましい…そんな呑気な気持ちでいた。

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