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私の秘密
官能リレー小説 - 若奥さん

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私の秘密 56

『自分ひとりだけ気持ちいい思いをして…ずるいですね』
お兄さんを見つめて呟いた。
「本当は挿入して満足させてあげたかったんですけどね。思いの外舞さんの舌が良かったもので。」
長居はできないからと、ズボンを整え始めた。
「このあと昨日のアフターサービスで牧野さんの奥さんを抱くんですよ」
聞いてもいない予定を言うと、お兄さんは去っていった。一体彼は何がしたかったのか。それにしても、お兄さんは言った。両隣の奥さんが肉欲に溺れていると。
部屋に戻ってサイトを開くと、もう右隣の奥さん、上田さんの動画も見つかった。上田さんは30歳を過ぎているけど若々しく、とても落ち着いた雰囲気の女性だが、動画の上田さんは表情が蕩けてだらしない。女性の理性を崩してここまで溺れさせるこの人達のテクニックとサイズは確かに凄いものがあるけど、どうしてこうも執拗に…。
12時を回る直前、再びチャイムが鳴った。今度は警戒しながら対応すると、件の上田さんが回覧板を回しに来ていた。
上田さんとはよく世間話をする中だ。回覧板を持ってきてくれたついでに玄関の上がり口でよく話をするのだが、つい盛り上がって1時間以上も過ぎることがあり、悟さんから呆れられる。
この日はいつものように井戸端会議になりつつあったが、心のどこかで動画の上田さんがちらついた。話が特に盛り上がることもないまま終わりそうだった時、次の訪問者が現れた。
「すいません、教会のボランティアですけど、何かお困りなことはありませんか?」
同じ町内の教会はよくボランティアで地域のお家を訪問している。特に私達のような若い世帯は助けてもらうこともないのだけれど、それでも彼らの姿を見ると地域の繋がりの一端を感じることができた。
大学生と思われる2人の男の子はにこやかに立っているが、上田さんは目を伏せ、黙っていた。私も特に手伝ってもらうことはないと告げようとしたが……。
「舞さんはお口での奉仕をさせられただけでつらいでしょう?せっかく上田さんもいらっしゃるし、4人でどうですか?」

私よりも先に、上田さんの表情が凍り付いた。
『え……なに…何を言って…』
家の外で、玄関を開け放ったままで2人の男の子はそれぞれ、私と上田さんを抱き寄せた。前の通りを誰かが通れば見られてしまうと言うのに。
「お隣同士、同じ穴の狢ですよ舞さん、上田さん…いや、真由子さん。同じように他人棒でよがり狂った淫乱奥さんなんですよ」
上田さんは茫然とした表情をした後、僅かに手で庇っていた胸から手を離した。

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