PiPi's World 投稿小説

私の秘密
官能リレー小説 - 若奥さん

の最初へ
 41
 43
の最後へ

私の秘密 43

指遣いは、悟さんは稚拙だと思う。慎一さんをはじめ、名前も知らない痴漢達に弘人さん、そして未来…。この半年間、私は貞操を守りきれずに快楽に身を委ねた。そして、もう二度と夫のセックスでは満足できるはずがないと思い込んでいた。だけど実際はこんなにも身体が悦んでいる。悟さんを求めている。この事実は私にとってはあまりにも予想外で驚くべきものだったが、それ以上に有り難い身体の変化でもあった。愛するべき人とのセックスが、これほどまで悦びに満ち溢れたものだったなんて、思ってもいなかった。
『僕が積極的なんじゃないよ、舞の反応がいつもと違って厭らしいから。今日は本当に秀のやつに聞かれちゃうかもしれないね。』
『それは…んふっ!困る…』
思わず悟さんの手を掴んで抵抗しようとするが、久しぶりに火がついた悟さんは止まらない。
『それに…』
悟さんは私の片足を持ち上げ、足の間に顔を埋める。
『どうしてこんなにツルツルにしてるの?舞が何て言うか…AV女優みたいに厭らしいよ』
『あっ!こ、これ…前に今年は海に行こうって約束したじゃない?やっぱり水着からはみ出したら恥ずかしいから。それで…』
『あぁ、そうだったね。でもここまでツルツルに…本当に厭らしいよ。』
厭らしい…その一言に尽きるようだ。Hなことに関してボキャブラリーが少ないのが何とも悟さんらしい。だけど、いつも草食っぽい悟さんがギラギラした表情で私の割れ目を貪っている。それだけで私の胸は高鳴り、声を漏らしてしまう。
『ひぅ…はぁぁ…悟さん…早くベッドに…もう声が…』
『そうだね、そろそろ出ようか…』
シャワーを浴び終えたあと、悟さんは優しく拭いてくれた。そしてまた私をお姫様抱っこで寝室まで運ぶと、正常位でゆっくりと繋がった。スローテンポな腰遣いに身をよじり、甘い声が漏れる。本当にベッドに移ってよかった。寝室じゃなかったら、きっと息子に聞かれてるはず。
『あっ……ん…あん……はぁ……あっあっ…あぁ……悟さん……あっ…いい………気持ちいい…あはぁ…………』
今夜は本当に幸せだ。この瞬間がずっと続けばいいのにと思う。一晩に2回悟さんと繋がり、2回とも同時にオーガズムを迎えることができるなんて、今までになかった。
『悟さん、幸せ…』
言葉に出したのはいつ以来だろうか…。歳が離れてる分、セックスで不自由することがあるのは覚悟できていた。白髪が少し増え、お腹も少し弛んできたけど、それでも悟さんは頑張って私を時々愛してくれる。
それは年に1回か、これからは数年に1回かもしれない。だけど回数は少なくても私を全力で愛してくれるその一時を、これからも私は大切に思うだろう。だけど、私の幸せがこれで終わるはずがないことも知っている。それとこれとは話が別…すぐにそうやって他人棒に身体を許し、黒い欲望に身を委ねる日がやってくることを、私の身体は知ってしまっている。


悟さんと久しぶりに夫婦の生活を楽しんで数日後、慎一さんから電話がかかってきた。
「聞きましたよ舞さん、未来と会ったんでしょ?どうでした?レズの世界に引き込まれませんでしたか?」
笑いながら話す慎一さんに、苦笑いでしか返すことができなかった。図星とは言えないが、回数を重ねていけばそうなるかもしれないと思ったからだ。
『そんなこと言うってことは、大体のことは未来ちゃんから聞いてるんですね?もう、恥ずかしいからやめてください…今日はどうされたんですか?未来ちゃんのことだけですか?』
「相変わらず冷たい態度ですね。まぁ、仕方のないことですけど。いや、最近電車の中で舞さんを見かけないって仲間達が言うもんで。どうしたのかなって」

SNSでこの小説を紹介

若奥さんの他のリレー小説

こちらから小説を探す