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私の秘密
官能リレー小説 - 若奥さん

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私の秘密 146



3学期が始まって間もない頃、秀君に組織から仕事が入った。男性不妊で悩むご夫婦の奥さんに種付けをするという内容だった。組織に属している以上、こういった任務を拒むことは決してできない。
『4組も契約させられたの?』
「うん、体力的に問題はないけど…4組とも泊まり込みなんだよね。その間旦那さんは家を空けるようにするからって」
『そんな…秀君はどれくらい家を空けることになるの?』
「奥さん1人に対して2週間…」
4人で8週間…約2ヶ月。愛してしまった人とそんなに離れるのはさすがに辛い。
「舞…泣かないでよ」
どうして直也君じゃなくて秀君なんだろう。
『組織の命令だから逆らえないのは分かってるから。綺麗な奥さんたちとたっぷり楽しんでおいで』
涙を見られたので顔を背け、心にもないことを言って寝室に籠った。その夜秀君は私の横には来ず、自分の部屋で宿泊の準備をして眠ったようだ。翌日も気まずいまま一言の会話もなく、秀君は家を出てしまった。
私は家で独りになった。日中は買い物やドライブに出かけ、ジムのプールで泳ぎ、万由子さんや未来ちゃん、花音ちゃんと会って話し、気持ちを紛らわした。だが夜になって家で独りになると、寂しさから涙が出た。身体は疼いてないが、組織の動画配信で奥さんに種付けする秀君を見た。
彼が愛しい。隣にいてほしい。温もりを感じたい。秀君が元気な様子を見て一安心し、彼の匂いが残るベッドに潜り込み、匂いに包まれて眠った。

独りの生活が始まって2週間が経った。1人目の奥さんの表情はすっかり蕩け、秀君の女になりきっていた。
名残惜しい最後の中出し配信が終わり、私は寝る前にお風呂に入った。そんなに寒くないし、独りなのでシャワーで済ませることにした。
『……………………んんっ……ぁ…はぁ…』
お湯がワレメに触れた途端、身体がどうしようもなく疼いた。あれだけ乱れた生活を送ってきたのだ。2週間もセックスレスが続けば疼くのも仕方がない。
『ああっ……んっ……だめ…』
一度でも一部分が疼き出すと性感の連鎖は止まらない。乳房が、乳首が、陰核が、膣口が、肛門が、我も我もと刺激を求め始めた。
シャワーでも指でも逝けない身体を持て甘し、眠れない夜を過ごした。こんな時に誰かが来てくれたら…そう願ったが、私を犯しに訪れる人は現れなかった。未来ちゃんや花音ちゃんというアイドル的存在がいるのだから、私のブームは去ったのだろう。朝になり、外出して何とか気晴らしになればと映画を観に行った。
映画はつまらなかったし、横の並びにいたカップルが彼女を弄んでいたのが私の心をざわつかせた。悟さんよりも大きなペニ○を出し、彼女にしゃぶらせていたのだ。
あぁ…私も…
思わずワレメが疼き、太股を閉じて締め付けた。

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