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私の秘密
官能リレー小説 - 若奥さん

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私の秘密 126

私は迂闊だった。秀君の肩越しに動画を覗いてみようなどと馬鹿げたことをせず、そっとしておけば良かったのだ。男の子がそんな動画を見ているということは、自分で「処理」している最中なのだということが、どうして分からなかったのだろう。
『…嘘……』
動画は私も見たことがあるものだった。
むしろ…そこに映っていたのは私だった。どうして秀君が会員限定の動画を閲覧できているのか。その疑問はすぐには浮かんで来なかった。私の乱交動画を見ていることへの衝撃が最高潮に達する前に、違うものが目に映ったからだ。肩越しに、違和感のある肉質が見えた。とてもサイズ的にアンバランスな大きさで、禍々しいほどに凶悪な…。
「舞………舞…っ…」
秀君は私の名前を呼びながらその凶悪な肉棒を扱き、椅子から立ち上がると、黒い布地に驚くほど濃厚で大量の精子を吐き出した。黒い布は私のショーツだった。頭が真っ白になってへたりこみ、その反動でドアに腰をぶつけてしまった。
「えっ!か、母さん……あ…どうして…」
射精してもまだいきり立ったままの肉棒を手で隠しながら秀君は立ちすくんだ。
『1日退院が…早まったの…ねぇ…どうして秀君が…そんな……』
この○ニスの大きさ、凶悪さは、袋男のものだ。でも、私のお尻を犯した方じゃない。私を乳首責めで逝かせた方の袋男だ。
秀君は観念したようだ。目の前で巨根が萎えていく。それでも悟さんのものよりはるかに大きかった。
「騙すつもりはなかったんだ、僕も…袋男だってこと……」
『お母さ………私、お父さんとあなただけは絶対に巻き込むまいと必死だったの…ねぇ、家庭を守るって幸せ…嘘だったのかな…私…これでも家族を…』
そこまで言うと、涙が滝のように溢れた。騙されてた悔しさ、家族を騙して快楽に溺れた自分を戒めていたことへの虚しさ、愛する家族が組織の人間だった絶望。しゃくり上げもせず、表情なく、ただ涙が感情を洗い流していくようだった。
涙がようやく止まった。いつのまにか夕方になり、悟さんも帰って来た。瞼を腫らした私を見て悟さんは驚いていたが、秀君が一言、「知られたよ。僕が袋男だってこと」と言うと察したようだった。
『悟さんも知ってたのね……………ねえ、怒らないの?』
3人でリビングのソファーに座り、話し合った。
「私が望んだことなんだ。怒るはずがないよ。こちらこそ性癖を黙っていて…申し訳なかった」
悟さんは項垂れるように頭を下げた。
『私が犯されてる動画を見て…自己処理してたんだ…』
「組織に処理係の女がいて、自分の妻を提供した者のところに派遣されるんだ。でも…私も舞をこれ以上は裏切るわけにはいかないと思っていたから……彼女の穴は使っていない」
無意識のうちにフンッと鼻で笑っていた。
『私に操を立てて他の女は抱かなかった…笑わせないで頂戴』
悟さんにここまでつらく当たるのは、これまでで初めてのことかもしれない。
『それで?私を犯した袋男って言うのは誰なの?』
「直也だよ。慎一さんとこの」
『えっ…』
慎一さんの子。でも血が繋がっていないとは言え直美さんとも家族なのに、直美さんは袋男に二穴を何度も犯された。
『袋男って、いったい何人いるの?』
「僕と直也だけ。直也がずっと直美さんのこと好きだったけど、組織からの命令で僕が先に直美さんを抱くことになったんだ。だから直也も、僕が本当に好きな人を僕より先に犯すって…それを承諾しちゃって…」
本当に好きな人って…私のことだったのか。秀君はそこまで言うと口をつぐみ、頬を赤くした。
『で…でも…慎一さんの子供の直也君なら分かるの。その…オチ○チンが異常に大きいことも。でも…でも、悟さんの遺伝子で秀君のサイズにはならないでしょ?』
「秀の本当の父親は、慎一だよ」


悟さんと秀君は、訥々と話し始めた。

元々悟さんと慎一さんは、学生の頃からずっと親友だったそうだ。だから慎一さんのペニ○が大きいことや女性経験の豊富さを悟さんは知っていたし、慎一さんも悟さんの寝取られ願望も知っていたのだそうだ。
2人が社会人になった頃、今の組織の原形となったスワッピングサークルの存在を知り、2人は自分の交際相手も説き伏せて参加させ、乱交を楽しんだ。交際相手と別れることがあっても、また新しい交際相手をサークルに連れ込み、爛れた性欲に溺れさせていた。
そして悟さん達が20代半ばになり、結婚する相手を決めた頃、サークルはメンバーが増え、卓越したテクニックを持つ者が多くなった。そのトップレベルのテクニックと、ペニ○のサイズを誇っていたのが慎一さんだったそうだ。

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