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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部 85

「そ…そうだっのか、わりぃマリア。籠もってたのは失敗だったな…リーダー失格だよ」
マリアからの話を聞き、啓太は自分の不明を恥じて反省する。
しかし啓太がわからないのも、ある意味仕方のないことだと言える。
何しろ、今やってきている連中3人のうち、2人は女であることを隠しているのだから。
まず3人の中で1番小柄な青年。
青年というより少年というほうがピッタリ来る体格で、とても大学生には見えない。
彼・・・否、彼女の名前はリトル・ザ・ジャイアント。
身体の大きさをある程度帰ることのできる怪人である。
子供から大人へと成長するのではなく、体積・質量を帰る能力なので、くれぐれも誤解のないようお願いしたい。
ちなみに彼女はいわゆるロリ巨乳と言われる体型の持ち主なのだが、本人はその大きな胸にコンプレックスを持っており、普段はサラシで無理やり押し込めている。
大学では直純重人と名乗っている。
2人目の優男も、実は女性。
名前をネットワーク・フェアリーと言う。
大量生産された蝶型の怪人で、単体では何の能力も持たないが仲間(同族)同士で特殊な連絡網を形成することができる。
彼女は女性怪人ではめずらしい貧乳の持ち主で、男装に苦労がないこと、啓太のお相手もできるところからここに配属されたらしい。
人間名は笛上永遠と呼ばれている。
ちなみに貧乳についてはまるで気にしてないとの事。
最後のマッチョな大男は正真正銘の男。
名前はマッスル・ミノタウロス。
外見と名前からわかるように、闘牛の遺伝子を使って作られた怪人で、格闘能力に秀でたパワータイプである。
実力は折り紙つきだが、あまりに暑苦しい外見のためにここに配属された。
牛沢太郎という人間名からしても、いかに本部の連中から疎まれていたかがうかがい知れる。
本人だってこんな外見で生まれてきたくてなったわけじゃないのに、ひどい話である。
しかも本人はそのことを知りながらも、啓太のために任務を一生懸命やっていると言うのだから、また泣ける。

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