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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部 9

風呂場でのHということで、その後見事にのぼせた3人を控えていた女怪人に任せた啓太は、脱衣所で怪人たちによる奉仕を受けていた。
奉仕と言っても別にフェラ○オとかHなものではない。
身体を拭いてもらい、着替えを手伝ってもらっているだけだ。
一般庶民の啓太としてはこれくらいのこと、1人でもできると普段は断っているのだが、先の戦いで稼がれたポイントを少しでも消費するための苦肉の策・・・だったのだが。
慣れるとこれはこれで悪くないと思っていたりもする。
もちろん口に出すと調子に乗るので、他の連中には内緒だ。
そして着替えを済ませた啓太が、差し出されたドリンクを飲もうとしたその時だ。

ドッ・・・ゴオォンッ!

「ぅおっ?何だ、何だ?」

突然の揺れに、ビックリした啓太が周囲の怪人に訊ねると。
すでに動いていた怪人から報告が届いた。

「開発部のほうでトラブルがあったようです。
 おそらく、武器の開発実験かと・・・」
「・・・またか。どーしてアイツらはああも事故ばっかり起こすかね・・・?」

報告を受けた啓太は、それはそれは重いため息をつきながら、事故のあった開発部へ足を運ぶことにするのだった。
開発部ではすでに消火が終わったのか、白い煙がもうもうと立ち上り、入り口付近にはギャラリーが不安そうに中の様子をうかがっている。
中に入らないのは、うかつに中に入って2次災害の被害者になることを恐れているからだ。
啓太のためなら死をも恐れない連中であるが、さすがにそれ以外の理由で死ぬのはごめんらしい。
そんな中、啓太は慣れた様子で入り口をふさぐギャラリーに声をかける。

「おい。今度は何があった?」
「へ・・・?あ、け、啓太様っ!?」

声をかけられ振り返った女怪人は、啓太の姿を見るなり、驚いてあわてて姿勢を正す。
啓太の名前に周囲の怪人たちも驚き、ギャラリーから啓太を守る肉の壁へとさりげなく陣形を変える。
それぞれが怪人としての本分を果たす中、声をかけられた怪人は緊張した様子で啓太の質問に答える。

「は、はいっ。
 怪人の機動力を上げるために、小型ロケットエンジンの開発実験中、失敗して爆発したとのことですっ」
「それで?中の連中にケガ人はいないのか?」

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