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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部
官能リレー小説 - SF

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世界の中心で平和を叫ぶ。第3部 6


「あはははっ!啓太っ、おまえ、こんな楽しいときに、なぁに小難しい顔してるんだ〜?」
「れ、レックス!?ど、どけっ!今は大事な話の最中なんだっ!」

突然の乱入者に、啓太は邪魔だとばかりにレックス・ライダーを振り外そうとするが、筋金入りの元戦闘狂はしっかりと啓太に抱きついて離れない。
そこに追い討ちをかけるように、夢がエレメンタル・ガーディアン(現リベリオン・ナイツ)の面々を引き連れてきた。

「啓太様、3人をお連れしました」
「啓太様っ。ボクたちに何の御用ですか?」
「聞くまでもないだろう、マイ。
 このところ私たちは忙しくて、啓太様の夜伽に行けなかったんだぞ?
 きっと我慢できなくなられたのだ」
「まあ、そうなのですか!?申し訳ございません、啓太様!
 しゅ、衆人環視の元で痴態をさらすのははずかしいですが、お望みとあらば今すぐにでもお相手しますっ!」
「だーっ!?ここで服を脱ぐな、マリアっ!?
 マイたちもうれしそうに服に手ぇかけるなっ!?」

顔を赤らめながらも服を脱ごうとするエレメンタル・ガーディアンを、啓太はレックスの重みに耐えつつやめさせる。
衆人環視のHなんてできないというのもあるが、この状況でそんなことをすれば、周囲の怪人たちも触発されて大宴会から大乱交に変わりかねない。
ついでに言うと、本当はクロックに事の真相を問いただすチャンスを邪魔したことも怒りたいのだが、自分で呼んだ手前、そこは我慢している。

「え〜っ・・・おあずけですか〜・・・」
「うう、啓太様、もう私たちに飽きてしまわれたのですか?」
「ええい、残念そうにすんなっ!?マリアも泣くなっ!?
 ええい、そんなことよりクロック・・・って!?アイツどこ行った!?」
「クロックなら啓太様が怒鳴っている間にどこかへ行ってしまいましたよ」
「ん〜?何だ啓太、また女を抱くのか〜?
 よ〜し、だったらボクも参戦だ〜っ♪きゃはははっ♪」
「やかましいっ!」

宴もたけなわ、何やらぐだぐだになってきたが、これも日常。
アパレント・アトムの連中は、今日も元気に過ごしていた。
そして、享楽の宴は朝まで続き啓太はどっと疲れたのは言うまでもなく基地に戻ったのはその次の日であった。
それから数日後。

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