PiPi's World 投稿小説

世界の中心で平和を叫ぶ。第3部
官能リレー小説 - SF

の最初へ
 111
 113
の最後へ

世界の中心で平和を叫ぶ。第3部 113

ただ今は少しでも自分の身体の温度や感触、におい。
何でもいいから所有者の啓太に自分に関する何かを啓太の身体に、心に刻みつけなければいけないと思う。
その衝動に突き動かされた結果がこの交わりであった。
操は啓太の肉棒を解放すると、白く汚れた右手を開き、ワインのようにその色、においを存分に楽しむ。

「はあっ、はあっ・・・。・・・んっ。んちゅっ、ちゅっ、ちゅぱっ・・・」

そして今度はそれを口元へと運び・・・わざと音を立てながらいやらしくむさぼる。
啓太が目覚めたとき、自分を襲ってもらえるように。
でも少なくともこの行為中に啓太が目覚めることはない。
操がそうなるようにしたのだから。
つまり今やっている挑発行為には何の意味もない。彼女自身、それもよくわかっている。
だけどやめられない。啓太に起きてほしくないと思う一方で気づいてほしいと思ってる。
矛盾した思考。無意味な行為。
自分の異常に気付きながらも、止めることのできない操は再び肉棒の硬度を取り戻すべく啓太の肉棒にキスをした。
ピクリと肉棒が震える。
まるでキスした操に驚いて逃げるかのように。
だが逃がさない。操は唇から離れた次の瞬間、その先端を口にくわえ、もごもごと舌を動かして快楽という刺激を送り込む。
そのたびに啓太は小さくうめき、その刺激から逃れようと身をよじる。
その反応にちょっとだけ不満を覚えた操は、さらなる快楽の渦に引きずり込んでやろうと再び硬くなった肉棒をやわらかな双丘で包み込む。

「うふふっ・・・♪いかがですか、啓太様・・・?
 私の胸の感触は・・・。今度可愛がっていただくときのために、胸を大きくしたんですよ・・・?」
「うっ、うっ・・・ううっ・・・!」
「さすがにスイーツ・ホルスタインみたいな大きさにはできませんでしたけど・・・。
 啓太様が望むなら、乳おばけになったっていいんですよ・・・?」

啓太の喘ぎ声に酔いしれながら、さらに肉棒をいじめ抜く操。
余裕をもって啓太の肉棒をなぶる彼女であったが、ゴルディアースの時のことを思い出したのか、急に顔色が曇りはじめ、責めるペースが速くなっていく。

「啓太様が望むなら、母乳が出て止まらない身体にだって、オナホ○ルにされたってかまいませんっ。
 ですから、ですからっ・・・!どうか、どうかわたしを捨てるのだけはお許しくださいっ・・・!」

そう言いながらパイズリとフェラ○オのダブル攻撃で啓太を責め立てる操。
そこには怪人としての矜持とともに、あふれんばかりの啓太への愛情が込められていた。
そして再び啓太の剛直が限界を迎えようとしたその時。
操は爆発寸前の肉棒を握りしめ、射精するのを無理やり止めた。
怪人の力で急所を握りしめられた啓太は、ただ苦しそうにもがくばかり。
その様子に操は心底申し訳なさそうに謝罪する。

「申し訳ありません、啓太様。
 本当ならすぐにお出ししたいところなのですが・・・。
 そ、その・・・そろそろ直純たちから連絡が来てもおかしくない頃合いですので・・・。
 こちらのほうに出して、スッキリなさってください」

操は意識のない啓太に言い訳しながらそう言うと、啓太の肉棒をまたいで一息に膣の最奥まで導いた。

「ううっ・・・!」
「んんッ・・・!す、すご・・・!啓太様のが・・・奥、までぇっ・・・♪」

啓太のモノを根元までしっかりと飲み込んだ操は、それだけで軽くイッてしまった。
所有物になるために抱かれてから、1度たりとも味わっていない啓太の剛直。
長い間お預けを食らっていた彼女の身体は、すっかり啓太の愛に飢えていたようであった。
もちろん彼女だって女である。啓太に抱かれたいと思わないことはなかった。
しかし生き物の体内に潜み、操ったり強化したりできる能力を持っていたことが運のつき。
その能力をクロックに見込まれ、24時間体制でボディーガードをすることとなった。
啓太の役に立てることは何よりもうれしい。
主人のそばでずっとそうしていられることのだから、その喜びはなおさらだ。
それは道具として何よりも誇らしかった。
でも。今の彼女はその道具としての誇りを捨ててでも啓太とつながりたかった。
啓太を強化するブースターではなく、一組の男女として。

「ううっ・・・。う〜っ・・・!」
「・・・!も、申し訳ありません啓太様っ。す、ぐにっ。あンっ!?気持ちよくしてっ!?
 さ、差し上げます、のでぇっ!!」

意識がなくても感じるのか、啓太は呼吸を乱しながら苦しそうにうめく。
その様子に操は思い通りに動かない身体に鞭打ち、腰を使いだす。
身体をわずかに動かすたびに全身をとろかすような快楽が走り、力が抜ける。
快感で頭が真っ白になる。
持ち主の役に立つことが存在意義である怪人にとって、啓太を満足させずにあえぐなど許されることではない。
だけどうれしい。役に立てていないのに心はなぜか悲しみを感じない。

「あッ!?あ、あ、ああンッ!!」

自分はやはり、どこか壊れてしまったのだろうか。
検査を受けて異常個所を直してもらわねばならない。
操がそう思った瞬間、心の中に『行きたくない』と叫ぶ、もやもやした感情が広がっていく。
恋する乙女としての部分と怪人としての部分のせめぎ合い。
どちらも大事なものであるために2つの思いは1歩も引かず。
残された理性はどうすればいいのかわからない。
それもやがて下から響いてくる快感で突き崩され。
使い捨ての道具であった操は1人の女・・・否、メスとしてひたすら快楽を享受する。

SNSでこの小説を紹介

SFの他のリレー小説

こちらから小説を探す