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悪魔を孕んだ聖母達
官能リレー小説 - SF

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悪魔を孕んだ聖母達 7

もしかしたら、他の皆も同じ症状が現れているかもしれない。そう思い小屋の扉に手をかけた。その時だった。

「ハァ…ハァ…ふー、ふー…」

息が苦しい。なにか、なにか私の膣穴に挿し込みたい。私の膣穴がヒクヒクと収縮を繰り返している。身体が、肉棒を求めている。

「ひああああああうぅぅ!…ハァ…ハァ。これは、マズイ、な…」

膣穴が疼いてたまらないのだ。目の前に男がいれば、問答無用で逆レイプしてしまいそうなほど。
こんな身体のままレジスタンスにたどり着ける気がしない。

このままでは、バケモノを出産する前に、自分たちの理性が焼ききれてしまう。
なんとかしなくては。
この時カルラにはもう仲間のことを気遣う余裕はなかった。
一刻も早く男を。精液を。
その一心からふらふらと山小屋を後にする。
するとちょうど山小屋を出てきたクリスたちが、危なっかしい足取りでその後を追っていく。
カルラを引き留める声はない。
彼女がどこに行こうかなんてどうでもよかった。
クリスたちもまた発作のためにカルラ同様、発情していたのだから。
ゾンビのような足取りで、歩いていく女たち。
まるでその方向にお望みのものがあると確信しているかのような行進だ。
いや、もしかしたら本当にわかっているのかもしれない。
何しろ彼女たちの胎内には、ヒトならぬ化け物が宿っているのだから。



山小屋を離れてから1時間くらい経っただろうか。
カルラたちは興奮で呼吸を乱し、血走った目で獲物(男)を探していた。
もはや彼女たちが正気でないことは明らかだ。
おそらくオスとわかれば、人間でなくても襲い掛かることだろう。
廃人へのカウントダウンが進む中。ついに彼女たちは待ち望んでいた獲物を見つけた。
猟師なのだろうか。猟銃を携えた1人の若者が、山の道なき道を歩いている。
しかもカルラたちの存在にまだ気づいていない。
絶好のカモを前に、カルラたちはいっせいに走り出した。
視界に映るあの男から、待ち焦がれた精液を一滴残らず吸い尽くすために。

「ん?な、なんだおめぇらは!?」

ボテ腹を抱えつつ、先に獲物を捕まえたのはカルラだった。

有無を言わさず猟師のズボンに手をかけると、勃起を促すように誘惑を行う。

「ねぇ、私を犯してくれない?私の膣穴、疼いてたまらないのぉ。ね、お願い。そのチンポで、私を貫いて…」

白蜜あふれる大きな乳房と、異形を宿して膨らんだ下腹部を押し付けながらアピールするカルラ。
まだ獲物にたどり着いていないクリスたちも、乳房を持ち上げたり尻を振ったりしてアピールしている。
山の中で複数の妊婦たちに迫られている、なんて異常なシチュエーションでなければ猟師の男も食いついてきたことだろう。
しかしあまりにも異様な状況が、男を冷静にさせてしまった。

「な、何バカなこと言ってるだ。夜の山ン中をそっただカッコで歩いて・・・。
 ほれ、これでも着れ。腹ン中の子供によぐねえぞ」

そう言って猟師は腕に絡みついていたカルラに上着を着せる。
紳士を装う猟師の姿に、カルラの下腹部がズクンとうずく。

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