兵士達が快楽に酔い痴れながら絶命していった現場は、天国か地獄か…。どちらでも惨たらしいことに変わりはないのだが。
「このバラバラ死体は全部あの黒豹達がやったのかしら?それとも…」
レイラがおぞましい虫を出産する光景を想像したクリスが身震いする。
「あの猟師の男に話が聞ければはっきりするが、まあ無理だろう。今頃もう殺されているだろうよ…」
カルラは猟師の男がもうこの世にいないとほぼ確信しているようだった。
「とにかく、何か役に立ちそうな物はあるか見てみるか。もしかしたら軍の情報や強力な武器なども見つかるかもしれない」
カルラが提案するが、クリスが反対した。
「これだけの人数が殺されてるのよ?もしかしたらまだ近くに何か危ない奴が潜んでるかもしれないし、用心した方がいいわ」
「この森ならどこにでも隠れる場所がありそうだもんね…」
ユーリもクリスの意見に賛同する。
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