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機動装甲警察 ガイアスワット
官能リレー小説 - SF

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機動装甲警察 ガイアスワット 38

「性遊戯、それは一位になれば生じるモノですね?」
それは性行為が出来る権利だ、獣人なら他の人種では満足しない場合が多く獣人のペ〇スはその種の獣を象っており人間種よりも多彩だ。それ故に拷問用として使われた過去もある……。



別室にてランドセルを背負うように騎手ロボットを載せた鞍を担ぐと係員らはスズカの口に鐙を嵌め生殖器の各部に微弱電流が流れるケーブル端子を装着する。騎手ロボットには当たりはずれがあるのだ……例えるなら競艇のエンジンと思って頂けると理解が早い。スズカが載せているのは調教型であり、ここでスズカに競走馬として調教される訳だ。
「……ぁ」
競馬場に併設された訓練施設には宿舎があり発情期が収まるまではスズカの家だ。獣の本能が強すぎる子には藁を敷きしめた宿舎が宛がわれる。スズカの場合はまだ大人しいので普通の部屋になる。

監視の為のカメラは設置されているが仕方ない、急変する事もある。スズカも了承している……地球では到底信じられないがそれは獣人と言う種が自然発生せずに遺伝子工学や産業が浸透してないからだ。


スズカの調教は順調に進み、正式に競走馬として競技に参加する事が許可され数日後にはデビュー戦を一着で飾り彼女は性遊戯を選んだ。相手は狼人格闘少年であり純血種化している。
「スズカです、よろしくお願いします」
ガゥディもスズカの事は報道で知っていたが指名が来るとは思いもしなかった。馬系は性器もデカクなる傾向があり普通は同族を選ぶのだが……。
「スゴぃ、匂いだけでもイキそう」
改造されたからフェロモンにより反応が強く出るのだ。
「ぁ!」
スズカの口はガゥディの肉棒を咥えたのだ、同族種の牝も肉棒が禍々しいのか躊躇する。それを競馬で新風を巻き起こした新人が眼の前でフェラ……思わずディープをさせたくなるが我慢をする。
「ぁ、根本が膨らむ前にハメてください」
彼の中で何かが切断し、スズカを押し倒してマ〇コに肉棒を挿入した。濡れておりスルッとはいる。
「!」
「私、元々人間だったから小さいんです」
ガゥディは理解した、恐らく同族の雄では危ないのだろう。だから小柄な同世代を選んだのだ。スズカは舌を絡めるキスをする。ベットが軋み二人の喘ぎ声が響く……そして射精が始まる、ガゥディの肉棒根元が膨らむロッキング……これが狼型獣人が好まれる要因でありドM属性には堪らないのだ。


一時間後、スズカはガゥディの身体を洗う。体毛があるので全身シャンプーである。
「今度は何時指名できますか?」
「わからない、だけど頑張る」
スズカは生きがいを見つけたのだ。

数日後、発情期が終わりスズカは日常に戻る……ガゥディとは連絡先を交換しておりパーソナルテルのメッセージでのやり取りをしていた。ガゥディも学生である……施設の外で逢う事にした。
「衣類ちゃんとしているんですね」
「はは、獣人率が高いから衣類も限られてくるし季節毎に毛が生え変わるから大変なんだよなぁ……まあこれでも羊系の連中と比べるとラクだけど」
スズカはキョトンしているがガゥディの様な狼系獣人は夏の様な気候に弱い、これは狼の割合が多い個体の特徴である。体毛の転換期があるがこれは生活に支障が出るので社会的に支える仕組みが出来た。
「冬毛だったんですね、だから雄の匂い……あぅ」
「失礼な事じゃない。フェロモンの濃さは重要だからね。スズカさんも良い匂いしているから……」
ガゥディも気を使っている……無理もない獣人が存在しない世界で生まれるも住む事が出来なくなったからだ。



「よっ、ガゥディか……」
「先輩もっすか……」
獣人専用の床屋にてガゥディ同様の狼型獣人の男性が声をかけ、スズカは会釈する。彼女の感覚で言えば犬猫専用美容室って感じだろう。
「例の新人か……あ〜おれはウェルィって言うモンだ」
毛が生えてない所にある疵の数々が歴戦の猛者を感じさせ、何よりもフェロモンが濃い……スズカも酔うかもしれない程に。
「今回は社会勉強の付き添いっす」
「あ〜お嬢さんの世界じゃ存在しないか」

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