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機動装甲警察 ガイアスワット
官能リレー小説 - SF

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機動装甲警察 ガイアスワット 23

既に計画は動き始めている、マヤは頷くしかない。
「よかった、爺やたら先走ってね……」
アドレッサはダルマエスにマヤを案内しマルチルームに案内する。貨物室兼作業場と言った感もあるがその中にアニマロイド改造機が鎮座しており天井や床からは電源やデータケーブルや各種液体パイプが繋がっている。その中にあの子は居たのだ……既に皮膚は“メタルスキン”に変化しており無毛の恥丘にある初な肉谷から小さな亀●が見える。アニマロイドを完全服従させる“リミッターリング”が装着する為だ。これが無ければ“ペットの野生化”と同じ事になり被害が出た事もある。手足は完全に機械化されておりそれが分かるように接続部分が機械感がある。
「ドックイヤー&ドックテイルはコレ……」
人間の耳の部分を完全に覆うヘットギアが液体の中で浮かぶ少女の頭部に装着されると漆黒の髪の毛が銀へと変わりお尻の上部にあるメタルパーツにドックテイルが装着されると動き始める。
「では、覚醒させます。副乳及び外部神経サーキットラインON……アクメックス器官作動、ニュートロンPCONライン……初期化はマヤ様がされるのです」
「はい」
出来ればこの子だけは人の幸せを歩んでほしかった……だがその願いも叶えられない、だがこうなった以上は……マヤは顔を見上げた。
「見返りは?」
「近く皇帝が代替わりします、その国威発動の為に次元侵攻する可能性があるのです」
「!!!」
「ネィスアースとの全面戦争も想定内ね、残念ながら私が女帝になる頃にはもう祖国もおしまいね……」
アドレッサにもアクメックス器官は埋め込まれていた、それは親しげにしていた親戚一家の公開処刑して程無くして今度はアドレッサの両親と兄や姉にスパイ疑惑が持ち上がった。
彼女は直ぐに皇帝の離宮に赴き、自分が何時でもアニマロイドになる事を条件にして一族の嫌疑を晴らす様に持ちかけた。皇帝も側近の情報には些か疑いを持っていたらしく取引に応じた。部屋の片隅にあるアニマロイド改造機をメイド役のアニメロイドに持ってこさせるとアドレッサは全裸になる。10歳になったばかりで先程出た処刑の際に失神しお漏らしをした少女である事は知っていた。彼女の両親と兄と姉のスパイ疑惑の再調査と子供を宿せないが皇位継承権をそのままにする……皇帝に出来るのはそれだけだ。


程無くして疑惑は晴れた……だがアドレッサは人では無い、皇帝は苦悩したが彼女は分かっていた。


      自分が皇族の父親とは遺伝子上繋がりが無い事


皇帝はその側近を失脚させた。それがアドレッサが処女や人間を差し出した代償……。

そしてアドレッサが軍に志願出来たのも今の様に各次元を放浪する用に出来たのも皇帝の密命があった……本来なら人並みに幸せを与えたいが“怪人”に近い状態になった彼女は望んでは無い。
「(皇帝陛下……この次元は侵略してはダメ)」
アドレッサは他の異母兄弟らが怪人化した末に巨大化してアースフォースにより処刑された事に恐怖を感じていた……祖国も火の海に出来る恐ろしい機動兵器を持つ。それはアースフォースと下部組織であるガイアスワットだ。
「この先どうなるのかな?」
アドレッサはため息をついた、自分がアニマルイヤーとティルを装着すれば少しは気がついたであろう。
かつてはアクメックス器官を利用した機動兵器も存在した……が、余りにも人的被害が大きくそれはアドレッサが生まれ育った次元にて人種が複数子孫が絶える事態になった。生殖器を兵器として使う……民族浄化には最も酷なやり方、アドレッサの民族もやがては絶えるだろう……

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