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機動装甲警察 ガイアスワット
官能リレー小説 - SF

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機動装甲警察 ガイアスワット 15

まあこれは生体改造に適性がある年齢にも施されるが、中には施すを事を必要としない事もある……それは高等知能生命体の尊厳を持ったまま改造を施す……抵抗する意思を砕く為で大人に施す事が多い。
「基本的には“スレイブコア”と呼ばれる状態が戦闘用になるわね」
「え?」
リリーは空間ウィンドウで操作すると直ぐにサンプルを持った作業用ドロイドが来た。二人は息を飲みそしてリリーのあの言葉を理解した。


“手足を完全に除去され、感覚器官に改造された肉棒のみの少年”


「ああっ……」
「彼は空間戦闘用ドロイドに組み込まれるわね……欲を得るのならこの星のどの都市も侵攻するわよ」
リリーは彼の肉棒を弄る……生殖目的では無い為にサイズが縮小され勃起してもそんなに膨張しない、何よりも睾丸部分を弄られているのに光悦した表情になる。
「排泄行為でさえも性的興奮になるようにしているのよ」
彼女は弄繰り回すと黄色の粘液が出る。
「尿清……こうされると自然に排尿は出来ないわ、夢精に近い状態になるわね。ああ二人にはコレは施してないからね」
つまり、排尿すら性的興奮をさせないと出せない。目の前に居る少年は人間としての尊厳を奪い去られたのだ。
「リリー、もうひとつの方も見せておこう」
アスウルは空間ウィンドウを操作すると別の作業用ドロイドがサンプルを持って来た。一見すると少女、だが手足は完全に人為的に製作されたモノだ。
「これはスレイブコアに汎用機械義肢を装着している。だから彼女の意志で身動きが取れないのさ」
場所はいきなり座り始め、手が秘所を弄り始めた……が表情はこわばっている。
「いやぁああ!私はここでオナニーしたくないのにぃいいい!」
必死で逃れようとするも両手も両足も動かない……段々と息使いが色っぽくなり、悲鳴が聞こえなくなった頃には両手は見事な指使いでイカせようとした。
「彼女が装着している義肢は完全に支配層で自在に出来る、ナイフを持って心臓を突く事もな」
パチンと指を鳴らすと汎用機械義肢が外れ彼女は床に転がった。二人は施された改造がまだ良い方に気が付いたのである。




その後は色々とありリリーは二人を逃がす為にアースフォースに倒され、アスウルは生体分解炉に消えた……ケンとミクはアビリアン残党になるがガイアスワットは認定してないのだ。地球時間であれから五年が経過し、二人はリリーが残した研究船を根城にしていた。
「ねぇ……まだ地球から離れないの?」
「ガイアスワットでも裁けない悪を裁くよ」
ケンの眼差しは鋭くガイアスワットを見ていた。







閑話休題 終



第二話


福岡での事案から数日後、十津川は報告書を見る。報道は一般犯罪と同等になっているのはマスコミも配慮したのだろう……過剰に反応すると保護とか言い出す頓珍漢も居るが人体を浸食する植物なんて地球上には存在しない、それ故に駆除しかない。頓珍漢はそれが分かって無い、所詮議員を目指しての売名行為か性質が悪い動画配信者にガイアスワットの苦悩なんて理解できないのだ。
「政府もよく抑え込んだもんだな」
十津川はため息交じりに思うが日本政府も理解しているのは喜ばしい事だが目下のところ国民にどう理解させるか……政府も悩ましいだろう。
「何処かの都市を壊滅した方がいいかな?」
核兵器の恐怖を知ったのは二つの都市が壊滅し余りにもおぞましい状態になった人間が多かったのだ。
だからこそ核戦争は回避できた……核物質災害も数えるほどになったのもその影響だ。だからこそ浸食植物に置かされた人間は安楽死しか手段は無いのだ。宗教上の配慮なんて二の次だ。


「で、犯人は全くの単独犯?」
「そうでもない、容疑者が借りていた部屋からスマホが出てきたがどうも催眠アプリが仕組まれていたようだな」
シェアハウスに近い黒馬運輸の営業所にて留めてあった通販品を抱える一瀬 丈は恋人の楠瀬 玲に話しつつも自動車にそれらを積み込む。
「初めて地方遠征だったんですね」
「浸食型さ……」
馴染みの配達員も顔が曇る、彼もまた故郷が浸食植物により消滅し難を逃れたサンプルだ……保護後も黒馬運輸本社の好意でこの24区にある営業所に異動になった。

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