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寄生侵略者
官能リレー小説 - SF

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寄生侵略者 7

それにしても宮田は何を企んでたんだろう?捕まったクラスメートはどうなったのだろうか? 考えれば考える程、分からない事だらけだ。
ただ言えるのは捕まった俺達はチンコを丸出しにして、何らかの検査や改造を受けた可能性が非常に高いということだ。
素っ裸で並べられた俺達はまるでチンコの展覧会みたいだったろうな。
しかし、そんな事をされた割には身体に異常はないし体調も良い。むしろ前より調子が良いくらいだ。
これは一体どういうことなんだ?
「どうした?まだ気分が悪いのかね?」
黙り込んだままの俺を心配してか、医者が顔を覗き込んでくる。
「大丈夫です。少し考えていただけです」
「そうか、なら良いのだが」
それから医者との会話が続いた。
俺の質問に対して、医者は丁寧に答えてくれる。俺はこの医者に信頼感を抱いていた。
なので裸である事も忘れて、いや…医者の前で堂々と股を広げながら色々と話してしまった。捕らえられた先で宮田先生を目撃した事、男子生徒達のチンコが並ぶ光景に圧倒された事等々…。
口に出すのも恥ずかしい内容の筈なのだが、不思議とスラスラと言葉が出てくる。
「興味深い話だね」
興味深そうに俺の話を聞く医者。
話し終えた後、医者はしばらく何かを考え込んでいた。
「やはり君は特別な存在のようだ」
「特別?」
「ああ、そうだとも。君の身体を調べさせてもらって分かった事がある。君には周囲の物体を吸収して活用する能力が備わっている事が判明した。恐らくは敵と戦った時にもその力を発揮していたはずだよ」
「その変な力が役に立ちますかね?」
「大いに役に立つと思う。現に君はその能力を存分に発揮して、この基地まで辿り着けている。ただ、もう少し戦闘技能を習得する必要があるようだがね」
「それはそうと、俺はこれからどうなるんです?」
「君はしばらくの間、ここで生活してもらう事になる。まずは体力の回復に努めなさい」
「分かりました」
医者の言葉に従い、俺はベッドの上で横になる。
窓から見える景色を眺めながら、俺は自分の身体の変化について考えていた。
今までとは明らかに違う身体能力の高さ。
それに加えて、謎の吸収能力。
これはひょっとすると、俺は超人になったんじゃなかろうか?普通なら喜ばしい事なのだが、状況が状況だけに素直に喜ぶ事ができない。
俺はこれからどうすればいいのだろう? 何も分からないまま、俺は眠りについた。
俺は夢を見ていた。捕まった時の光景が
延々と繰り返される悪夢だ。
薄暗い部屋の中で両手両足を拘束されて並ぶ男子生徒達。巨大な灰色の触手の塊に手足が根本まで埋まっているのだ。
その中に俺も居る。
皆一糸纏わぬ姿でチンコを晒している。
その数は50人を超えるだろうか。教室に居た男子生徒全員だとしても多すぎる数だ。同じように捕まった男達がここに集められているのだろうか?
男子生徒達は恐怖で震えていた。俺も例外ではない。

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