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寄生侵略者
官能リレー小説 - SF

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寄生侵略者 4

女が持っていた槍を取り込み、コピーした俺は鞘から槍を取り出した。
男性性器と槍の中間のような物が姿を表す。
俺はその立派なものにすっかり魅了されていた。それに触ると気持ち良い…。
妙な形であれ武器を手にした安堵感からかもはや女の攻撃は頭の片隅に追いやられていた。

その武器はあっさりと女に刺さると表面の金属の鎧を吸い始めた。
俺の槍が触れた点を中心に、手の平台の範囲の鎧が吸収消滅する。

「バカな!?」
「セイッ!セイッ!セェイッ!」
「ぐっ、がっ……きゃあ!!」

一瞬の動揺から生まれた隙を突き、女に連撃を加える。
ボディに打撃を受けた女は、鎧を俺に剥ぎ取られ、生身へ直接衝撃を叩き込まれた。
防御力無視の攻撃に、胸を剥き出しにした女は、後方に吹き飛ばされる。

「やったか……?」

倒れた女を遠目に眺める。
女はまだ生きていた。ダメージは受けてはいるようだが、まだまだといったところだった。
俺は股間の槍を扱きながらも先程の事を思い出す。
装甲を吸っている間は滅茶苦茶気持ち良かった、まるで射精が止まらないみたいに…。
金属の粒子が尿道を通過する感触は癖になりそうだ。
俺は女に追撃を加えようと足を進めていた。
それを見た女は立ち上がる。

「廃棄物の分際で・・・許さぬ・・・許さぬ・・・」

女は俺にこうほざく。
だが足取りはおぼつかなくふらついている。
しかも俺の攻撃によって甲冑みたいな物は消え失せ生身それも全裸姿になっていた。

高圧的な態度と口調に惑わされていたが、長めの髪をポニーテール風にまとめた髪型や、華奢でスリムな体つき、どことなく幼い顔つきは、ノーメイクらしいことも含めて女がせいぜい20代前後くらいの年齢にすぎないことが判別できる。
縮れた陰毛がまばらなのも、女のおさなさを強調する。

その視覚からの情報全てが、俺の「槍」にさらなるチカラをみなぎらせる。

俺は欲求に任せて女に飛びかかる。
5〜6メートルの距離を一気に詰めてしまう程の跳躍力に、女も俺自身も驚愕していたが、今はそれどころじゃない。
俺の甲冑に包まれた手が、乱暴に女のポニーテールをつかみ、瓦礫の散らばる地面に這いつくばらせる。

苦痛に歪む女の表情が、俺をますます狂暴にしてゆく。

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