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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 98

みわたすと、首の無い人体が一体、後集団にいた。
そうか、こいつらはポンティアナだ。首が臓物ごと胴体を離れて飛ぶと言う魔物だ。
火を吐いてくるが攻撃は一瞬。それに火力もべらぼうなもんじゃない。
そうこうしている間に残りの三体がまた飛来する。
今度は・・・・・・ちぇりゃああ!!
すばやい彼女たちを捕らえるのは骨だが、なんとか思い切り横に飛んでかわした。
なんとか動きを見切れそうだ。
また瞬速で飛び戻る首たち。そしてそれぞれの胴体に収まった。
再び飛び出してくる首たち。
首が飛来すると言うのも気色悪いが、そんなことを言ってる暇は無い。
3つとも後集団から飛んでくるので、まだ飛来方向が決まっているだけ楽だ。
「・・・・・・・たああっ!」
ブワゥッ!!
ざしゅっ!
なんとか首の一つに斬撃を入れる。残る2つが左側からオレを焼く。
「ぐううっ!」
ぼとり。
オレが斬りつけた首は叩き割られたようになって床に落ち、その間に残る2つは飛び戻っていた。
そして2つの首が胴に戻り、そしてまた飛来した、ちょうどその時。
「ヒュシャーッ!」
「ヒュシューッ!」
?!
何かが後方から急速に迫ってきた。
オレは慌てて左へと飛びのいた。そのまま一回転して体勢を立て直す。火傷した箇所が床に触れて痛むが無視する。
で、さっきの場所を見ると、大蛇が二体、オレのいた場所にいた。首たちは空振りに終わったためにまた戻った。
だが大蛇はそのまま迫ってくる。
ヒュン!
ブワウッ!
ザシュッ!
大蛇が迫る直前に、ポンティアナが再び飛来した。
火を吐く寸前に一体を斬り、もう一体が火を吐いたところで、顔に火を浴びながらも強引に怪光線を叩き込む。
首が二つともぼとりと落ちて動きを止める。
だが・・・・・・
フェシャッ!
ガブッ!
オレの左足に大蛇がかみつき、もう一体の大蛇がオレの胴体と両腕を締め上げていた。
左足に激痛が走り、腕と胴がきしむ。畜生、動きが取れない!
「ぬぐ・・・あああああ!」
必死に渾身の力で両腕を広げようとする。畜生、外れやがれ!
「ギギシャーッ!」
左足に噛み付いている大蛇には、
ズキッ!
痛みを押して眼から怪光線を叩き込む。
ビカッ!
「ヒギーッ!」
怪光線で撃たれてひるんだのか、噛み付いていた大蛇が離れる。
ズキズキッ!
眼も痛い、胴も痛い。左足も痛い。焼かれた上から締め上げられているから皮膚も痛い。
「死にやがれ!」
オレはなんとかもう一度怪光線を撃ち、大蛇の一体に止めを刺した。頭部をやられて、息絶える。
だが問題はこの巻きついているほうの奴だ。
!!
巻きついているだけじゃなく、オレの頭にかみつこうとしてきた。
咄嗟にオレは怪光線を放った。奴が口を開いていたのでその中に叩き込む。
眼が痛み、視界一瞬暗闇になる。

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