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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 97

だが呻きながら低速で地を這うだけになった。
さらにその横のワームにもすぐさま怪光線を撃つ。
ピカッ!
ピカッ!
念のため頭部めがけて連射した。
「ガハァ!」
喚き声をあげて、そのワームは動かなくなった。
さらにもう一体を狙って怪光線を放つ。
「ブギッ!」
首元に一撃を見舞った。
「うっ!!」
畜生・・・・・怪光線を連打しすぎたのか、両目にズキッときた。
だがまだ視力に問題は無いようだ。それに何か、腹の中が煮えるような感じだ。
そこへヴィーヴル二体とワームの残り一体が飛びかかってくる。
オレは大剣でワームを思い切り横に薙ぐ。
ビュシュッ!
ワームの胴体を半分ほど斬った。
「オグゥ!」
呻き声をあげてその場に停止する。
そのまま左のヴィーヴルの首を刎ねようと側面に回りこんだ。さすがに全身が燃えているだけに熱い。
体当たりされるだけでも厄介だ。
「ちぇすとー!」
首目掛けて渾身の力で斬りかかる。
ブザッ!
一撃で切断はできなかったが、頚椎を切った感触はあった。
ドシーン!そんな音を立てて、ヴィーヴルの一体は床に伏した。
!!
オレは悲鳴を上げた。もう一体のヴィーヴルにその燃え立つ体で体当たりされたのだ。
さらに背中にはしびれるような電撃。さっきのフード娘が呪文を放ったのだろう。
ぶつけられた右半身から、こげるようなにおいがする。
「ぐ・・うう・・・ぎゃーっ!」
必死で左腕で横殴りしつつ、左に飛んで身をはがす。同時に睨みつけ、怪光線を放つ。
「ビギャ!」
怪光線でルビー色の右目をやられたヴィーヴルが悲鳴を上げた。
急いで残り一人のフード娘に怪光線を放つ。
胸を打ちぬかれて彼女は倒れた。だがオレも眼が痛い。それに右半身の皮膚が痛い。だがそんなに皮膚を深くまでやられた感じはしない。
だが手負いのヴィーヴルが再び突進してきた。今度は左目を狙って大剣で刺突する。
熱気を感じる中、オレは奴の左目に深々と刃を突き立てた。
力を失い、ヴィーヴルが地に伏す。
「はー、はー・・・」
バシュッ!ドシュッ!
オレはすぐさま、さっき怪光線で手負いにしたワームたちの首を落とした。
 
ヒュヒュン!
何かが飛来する。
ブゥォォォー!!
突如オレの四囲に高熱が生じ、皮膚を焼く。
だが高熱は一瞬で消えた。何か首のようなものが飛び去っていくところだった。
オレはすでに先のヴィーヴルの攻撃などで上半身の服は焼け落ちて裸だ。
ヒュヒュン!
また何か飛来した。咄嗟に奴らの1つに向けて怪光線を放つ。
食らったそいつはぼとりと床に落ち、転がった。また眼が痛む。
だが残りはオレに再び炎を吹きかけ、そしてすぐに飛び去った。
オレは自分が撃墜したものを見た。人の首に、なにか臓物らしいものがつながっている。

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