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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 93

いくらオレの存在が許せないとは言え、マッドサイエンティストのモルモットになるところを助けたんだから、もうちょっと対応をやわらかくしてもいいではないか!
・・・ん?ちょっと待て。今、なんか引っかかった。
マッドサイエンティストのモルモットになる・・・?
その時、オレは今頃になってとんでもないことを忘れていることに気がついた。

「あぁっ!!??」
その重大さのあまり、オレは思わず大声を上げて立ち上がる。
オレの考えていることなど知らないミミとオルゾスは当然びっくりした様子でオレを見る。

「な、何だ!?いきなり大声を出すんじゃない!」
「い、一体どうしたんですか、ラグ様?」
「それどころじゃない!ボコボコにされてたせいで大事なこと忘れてた!」
「な、何を人のせいにしている!
 あ、あれはおまえが私たちを助けるとか言っておきながら、他の女なんか抱いているから・・・!」
「それだよ、そ・れ!!
 サルスベリにモルモットにされてたあいつらを連れてくるのを忘れてた!」
「「・・・?・・・あ!?」」

そこまで言われて、2人もようやく思い出したようだ。
2人を助ける交換条件として用意されたリザたち6人のモルモット少女のことを。
「畜生!今すぐ引き取りにいくぞ!渡さないならサルスベリの首を引き抜いてやる!」
オレはすぐに部屋を飛び出し、サルモネラの部屋に向かった。が・・・・
「待て!」
「忌まわしき禁忌の魔王に死を!」
「お命頂戴する!」
「悪いけど、あなたには死んでもらうわ。」
「忌まわしい化け物め!殺してやるから!!」
前方から、異様な数の敵が出現しやがった!
「ごあああ!」
「ぐあああ!」
多くは人化の呪いにより人型をしているが、何名かは呻き声をあげつつ『封身開放』を行い魔物の姿を取り戻しつつあった。
!!!!
何かを感じたオレはとっさに伏せた。
バゴン!
熱いものが、伏せたオレの背中の上で炸裂したようだ。だが前の連中の誰も呪文なり火炎なりを使った形跡は無い・・・
「後ろか!」
振り返ると、こちらにも何名もの敵がおしかけていた。

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