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モンスターハーレム
官能リレー小説 - ファンタジー系

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モンスターハーレム 84

「・・・・・・(////)」

うおッ!?な、何だ?いきなり顔が真っ赤になった!?
謎の小柄少女は何か言いたそうにまごまごするばかり。
???な、何だ?今までに会ったことのないタイプだからどうしていいかわからんぞ?

「くくっ・・・。やっとおまえが出てきたかサルモネラ。
 発情期レベルまで欲情しておきながら、いまだに手が出せんとは、まったくおまえにしかできない芸当だな?」
「・・・・・・・・・!!!!(怒)」

さも楽しそうに言うサルスベリに、サルモネラと呼ばれた少女はキッと怒りの表情でにらみつける。
本来ならオレも参加したいところだが、サルモネラのキャラがつかみきれていないせいで、とてもそれに参加する余裕がない。
何だ、何だ?オレの知らないところで話を進めるな!
どう反応していいかわからねーじゃねえか!
オレはあることに気づいた。サルスベリとサルモネラの外見が結構似ているのだ。
「お前ら、まさか・・・」
「気づいたか。我が名はサルスベリ・ルキュメア。そこでアンジェラの首根っこ持ってるのは我が妹サルモネラ・ルキュメア。」
お前ら姉妹かよ!妹を実験体にするなんてマジに人でなしだな。
するとそんなオレの心を見透かしたようにサルスベリが底意地の悪い笑みを浮かべた。
もっともそんなん見せたところで、この人でなしに謝ることなんて1つたりとてないけれど。

「くくっ、私が妹をモルモットにしたことを非難するか?
 仕方ないだろう。
 妹は私の研究を鬼畜・外道の所業だと騒いだ挙句に貴重な研究成果を葬り去ろうとしたんだからね」
「・・・・・・・・・」
「・・・サルモネラ様のしたことのほうが正しいと思う」

あまりの身勝手ぶりに絶句するオレの後ろで、ミミがツッコむ。
ああ、ミミ。おまえの言っていることは正しい。
正しいよ。だけどそれを言うには場所とタイミングが悪すぎる。

「・・・アスタナビュート。
 そちら様は私の実験に付き合いたいそうだ。
 別室で控えてもらっていろ」
「ふえっ!?あ、ああっ!?
 ご、ご主人様、助けてくださぁいいいいぃぃぃ〜〜〜〜〜〜〜・・・っ!?」

案の定、サルスベリの逆鱗に触れ、ミミは別室へ連れて行かれようとしていた。

「ま、待てやあっ!?」

いくらオレでも、こんな危ないヤツに大事な女預けるほどバカではない。

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